こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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今回は縮毛矯正の実例紹介となります。
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ブリーチと黒染めを繰り返すリッジの強いくせ毛に縮毛矯正【実例 #16】
あまり伝わらないと思いますが、めちゃくちゃ難しいくせ毛のタイプをしています。
- くせ毛タイプ・・・・・・波状毛
- くせ毛レベル・・・・・・★★★★☆
- ダメージレベル・・・・・★★★★★
- 髪の硬さ・・・・・・・・★★★☆☆
- 髪の量・・・・・・・・・★★★★☆
- 使用ヘアケア剤・・・・・Flowers
- 使用スタイリング剤・・・メルティバターバーム
全体的に割としっかりした髪質をしてる。
変則的な波状を描くくせ毛
くせ毛のタイプ自体は、あまり捻転はせずに波状を描くウェーブ。
でも、写真で見てわかるように、根元の方はスーッとゆる〜いくせ毛で、ある部分がギュルンっとウェーブしている。。。
【BEFORE】



これは根元をストレートアイロンしているだとか、前回の縮毛矯正が失敗してしまっただとかではなくて、こういうくせ毛。こういう髪質なんです。
美容師さんでも慣れていない方が見ると、「え?これはなに?」となってしまうようなかなり変則的なくせ毛なんです。
1本の髪を見た時にこれだけ癖の強さに差があるタイプは珍しいんだけど、ここまで差があるわけじゃないにしろ大体の方は均一なくせ毛であることの方が稀なんです実は。
全体的にくせ毛はくせ毛なんだけど、顔まわりだけやけにくせが強かったり、
全体的に強いくせ毛なのに、襟足だけは”ド”がつくほど直毛だったり。

僕自身もくせ毛なんですが、なぜか襟足だけは直毛なんですよね(笑)
強いくせ毛 × 強いダメージ の縮毛矯正は難しい!
縮毛矯正という技術は、髪の状態に合わせて薬剤やその他手法をカスタマイズします。
薬剤だけで見れば、
癖が強ければ、薬剤を強くしないと癖を伸ばすことはできないし
髪のダメージがひどければ、薬剤を弱めなければ髪に負担をかけすぎてしまう最悪ビビリ毛に。
気づきました?笑
今回はタイトルにあるように、ブリーチと黒染めを繰り返している髪のために髪がめちゃくちゃ傷んでしまっています。
こんな時美容師の脳内はこんな感じ。

どないしよ。。。
と。
なので、こんな難易度が高い縮毛矯正はまず一般的な美容師さんには不可能な領域にあるので、大前提としてブリーチ黒染めを繰り返した状態で縮毛矯正をかけようとしちゃだめ。笑
でも今回のお客様は、

以前から同じお店で縮毛矯正をかけていましたが、ブリーチするときもそういう説明をされなかったので。
いざ縮毛矯正をかけようとしたら断られてしまって・・・
これはかわいそう。。。
でもこれって僕の立場からすると新規のお客様からは割と高頻度で耳にするあるあるなんですよね。
『ブリーチをした髪には縮毛矯正をかけれない』とはじめから教育される美容室も多いくらい、かなり難易度が高く、失敗してしまうリスクが伴う施術なんです。
【AFTER】





でも綺麗に伸びました♪
僕は『ブリーチをしている髪』や『ハイダメージ毛』の縮毛矯正に慣れているので、ここまで散々難しいと書いてきましたが、僕個人としてはそこまでハードルが高いわけではありません(笑)
ただ、根元のノンカラー毛、ブリーチと黒染めを繰り返している髪と、ダメージ差が何段階にもなっているので薬剤の塗り分けはここ最近でもかなり多い方でした!
正確にダメージ状況を把握して、それに合わせて技術をカスタマイズする能力が必要不可欠ですね。
縮毛矯正とブリーチを組み合わせるには”やる順番”に気をつける。
ブリーチと縮毛矯正と言えば、
美容室で行うメニューの中でも髪に負担をかける2強。。。
本来は組み合わせてはならないメニューなのですが、どうしてもどっちもやりたいという場合は美容師さんと連携をとってやる時期や順番などを計画してやるように。
すごくざっくり言えば、
ブリーチした髪に縮毛矯正をかけるのは至難の技だけど、縮毛矯正をかけた髪にブリーチするのは前者よりもだいぶハードルが下がるし、長い目で見てもかなりローリスク。
どうしてもどっちもやりたい場合はこんな感じにしてみたり、デザインなどでもリスクをグンと下げれるので、自分で決めずに必ず美容師さんに相談してくださいね!
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