こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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「ブリーチすると縮毛矯正できないよー」と言われたことがある方も多いと思います。
実際ブリーチ毛への縮毛矯正はできない、とまではいかないけど難易度としてはかなり上。
ただでさえ特殊技術枠の縮毛矯正がさらに特殊方向によるので、より専門的な技術や知識がいる領域となります。
と、なると出来る美容師さんの絶対数がめちゃくちゃ少なくなってしまうんですね。
今回は実例を交えながら、ブリーチ毛の縮毛矯正で失敗しない方法を伝授しようと思います!
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ブリーチ毛の縮毛矯正はなんで難しいの?

この記事を読んでいる方はご存知の通り「ブリーチ」とは一般的に金髪以上の明るさにするときにする技術のこと指します。
プロ目線でいうとちょっと違うんだけどややこしくなるだけなので今回は割愛。笑
ではそのブリーチをするとなぜ縮毛矯正をかけることが難しくなってしまうのかというと、ブリーチという技術は毛髪を著しく損傷させてしまう効果があるためです。
実は縮毛矯正とブリーチは「美容室で傷むメニュー不動のトップ2」に君臨する、まあ本当に二大巨塔みたいな存在で。笑
「え?それとそれをぶつけるの?髪の毛死ぬど・・・」となってしまうほど組み合わせとしては最悪もいいとこでどちらか一つの技術だけでも髪の毛かなり傷ませてしまうのにふたつともやるなんて、と言ったところ。
でも、この二つにはもう一つの共通点が存在します。

ダメージと仕上がりが技術力によって雲泥の差がある
その共通点は技術差におけるクオリティの違い。
この二つは一回に与える髪の負担が大きい分、美容師さんの技術力や知識量によってその仕上がりが本当に雲泥の差があります。
こればっかりは体感してもらわん限りは知る術もないのでアレなのですが、本当に美容師さん選びが全てといっても過言ではないくらいの「えっこんな違う!?」ってくらい本当に違います。
僕は縮毛矯正の先生をしているので、どちらかというと縮毛矯正に特化している美容師なのですが(正確にはくせ毛専門美容師)
同じ薬剤、同じ手法、同じ工程で縮毛矯正をしても
方やビビり毛でバサバサ、方やツヤサラなダメージを感じさせないストレートヘアという差が出来てしまうのが縮毛矯正。
技術力がバラバラな300名以上の美容師さんを同時に指導する立場になって、縮毛矯正の技術力や知識量の大切さ、小さな違いが大きな結果の差になってしまう怖さを再確認することができました。

ブリーチ毛の縮毛矯正実例
では、ここで実例を紹介していきますね。
BEFORE
波状毛タイプのくせ毛にほんの少しだけジリジリとした捻転タイプのくせ毛がミックスされた混合毛タイプですね。

波状毛だけであればなんのストレスもなく伸ばせたのですが、ストレートにしつつ捻れをとってしなやかな指通りをつくるためには細かい薬剤コントロールが必要になってきます。
ブリーチ毛の縮毛矯正を安全かつクオリティ高く施術するためには特殊な薬剤も配合していく必要があります。
これ系の薬剤を扱っている美容室はまだまだ少数なのですがそれには理由があって
- コストが高い
- 専門的な知識が技術がいる
- マニュアル化が難しい
などの理由があり、一般的な美容室は敬遠する傾向にはあります。(最近は取り扱う美容室も少しずつ増えてきたように思います。)
薬剤自体はあってもそれを扱い技術や知識の習得なくてはほぼ意味がないレベルのものになるので”あるだけ”の状況になってしまっている美容室も多くあるようです。

AFTER
仕上がりはこんな感じになりました。綺麗なボブスタイルが完成しました♪

くせ毛自体はとても良いくせ毛だったので、活かすのもいいなあと思いそっち方面も提案してみたのですがまだまだくせ毛にコンプレックスがあるらしく今回は縮毛矯正をかけたストレートヘアに。
いやー、ストレートのボブスタイルって他に変え難い魅力がありますよねぇ。
BEFOREは淡い色が入ってましたが(染めて抜けての)、このくらいのハイトーンになると縮毛矯正をかけると色はほぼ抜けてしまいます。
乾かす前にアルトミスト+アルトオイル
仕上げにvoiヘアバーム
最強縮毛矯正ヘアセットですね♪
使っているカラー剤によっても違うのですが、最近のカラー剤の傾向だとだいたい抜けてしまいますね!
抜けが気になる場合は、同時にヘアカラーもすることをお勧めします♪

ブリーチ毛の縮毛矯正で失敗しないためには

こういったブリーチ毛の縮毛矯正で失敗しないためには気を付けることは2つ。
それは
- 縮毛矯正に特化した美容師さんにお願いすること
- ブリーチや縮毛矯正他、美容室での施術遍歴を美容師さんに伝える
- 普段のお手入れに関して伝える
この3つがとても大切。
①縮毛矯正に特化した美容師さんにお願いすること

ぶっちゃけこれがすべて感は否めないですね。。。笑
縮毛矯正に特化した美容師さんであれば、ほかの二つも絶対に外さずチェックしてくれるのが施術を受ける側はただ座って受け答えしていけば綺麗なストレートヘアにしてくれることでしょう!
②ブリーチや縮毛矯正他、美容室での施術遍歴を美容師さんに伝える

縮毛矯正の技術は施術の履歴やそれによる変化に合わせて薬剤やその他の工程の細かいコントロールをしていくので、これらは美容師的にはなるべく詳細に知りたい項目。
髪のプロなので見たり触ったりすればだいたいのことは分かるのですが、最近は髪質改善ブームもあり状態が分かりにくい髪が非常に多いです。
美容師側の判断だけでは分かり得ない情報があり、それが分からないままだと縮毛矯正に特化した美容師さんでも失敗やクオリティの高い施術が行えない可能性があるので要注意!
「1年前だからもう残ってないだろうからいいやー」と言わない選択を取る方ってすごい多いのですが、ロングヘアなら3年、ボブ程度でも過去1年半〜2年ほどの施術履歴は髪に残っているので油断は禁物です。。。

普段のお手入れに関して伝える

これはシャンプーとかトリートメントとかってよりも
- ストレートアイロンやカールアイロンでスタイリングしてるか
- しているならどんな頻度か(毎日、週一とか)
- 何度でしているか
がとても大事!
なんでかというとヘアアイロンには”熱焼け”という現象がついて回るんだけど、これがあるかないか、どの程度かによって縮毛矯正の難易度がまるっきり変わる。
重度な熱焼け状態だとそもそも縮毛矯正ができないという状況にもなってしまって、僕からしたらブリーチ毛の縮毛矯正よりも数段難しい。
髪の毛ってタンパク質で作られているから熱で硬くなってしまうと、薬剤を使っても形を変えられなくなってしまう。
お肉を焼くと硬くなうのと同じようにね。
縮毛矯正とは、いわば髪の毛の形をストレートに変える技術なので硬化してしまった髪はどうすることもできない、なんてこともよくあるので注意。
美容師さんに伝えよう。
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