くせ毛を活かしたカット

“くせ毛を活かす”にはショートボブをオススメする理由をくせ毛専門美容師が解説

野坂 信二

こんにちは!

表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。

みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪

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くせ毛は縮毛矯正をかけてロングヘア!

これがくせ毛に対する一般的な世の中のセオリーとなっていますよね。

 

僕はもっとくせ毛は自由で可能性に満ち溢れていると考えているのでとても悲しい気持ちになります。

 

「縮毛矯正をかけずにくせ毛を活かしたい!」

今までと違う要望を美容師さんに伝えて見ても断られ、

「ショートヘアにしたい!」

当然のごとく断られる。

 

今回はそんなセオリーをがん無視した、くせ毛さんにショートボブをオススメする内容となっております。

あ、全然ネタではなくガチでオススメです!

“くせ毛を活かす”にはショートボブをオススメする理由をくせ毛専門美容師が解説

世の中の当たり前とは真逆を行くスタイルですが、全国的にも僕ほどくせ毛を切りまくっている美容師さんはいないので信憑性は高いですよ。

美容師さんにも読んでいただきたいくらいの記事です。

 

僕は、くせ毛専門美容師『くせ毛マイスター』として、サロンワークの柱は縮毛矯正とくせ毛カットです。

その中で”くせ毛を活かす”を選択している方のほとんどがショート〜ショートボブの長さが圧倒的に多いです。

 

僕がオススメしているからといえばそれまでなのですが、僕がくせ毛を活かす方にショートボブをオススメするには理由があります。

その理由とは、

[box class=”gray_box” title=”くせ毛にショートボブを薦める理由”]

  1. 広がりを活かせる
  2. メリハリで頭の形をコンパクトに
  3. くせ毛初心者でも扱いやすい

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解説していきますね。

勧める理由その1 広がりを活かせる

第一の理由と”広がりを活かせる”という点です。

くせ毛の方のほとんどはこの広がりに悩まれている方が大半。

 

でも僕自身のカットでくせ毛を活かす場合は、この広がりをも活かすのです。

くせ毛の広がりを抑えるのはとても難しいし、天候やライフスタイルの影響をもろに受けます。

 

「だったら、広がった状態でバランスが取れているようにカットすればいいんじゃね?」

広がりを抑えるのが難しいのであれば、いっそのこと適当に乾かして広がっている状態それがベストバランスだ。

…と言えるくらいにカット技術でスタイリングのハードルをググッと下げてしまえば、もっと”くせ毛を活かす”選択をしやすくなるだろう。

 

こうなると、横への広がりがNGなロングは難しいし、同じ高さで厚みが重なるボブも髪質を選ぶ。

となれば、ひし形のシルエットが作れて、ヘアスタイルの幅も広いショートボブこそくせ毛にが最高だ!っと思いました。

 

実例

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▷ くせ毛を活かすショートの消美期限。カットでモタつきとパサつきをとる

肩上で毛先が同じ高さで重なり厚みが出過ぎてしまっているボブのボリュームの位置を高く設定して、モタつきや嫌なボリュームを解消。

ブワッと乾かしてスタイリング剤をつけるだけ、ボリュームを抑えるためのブローアイロンなどは一切不要。

だってボリュームを出してバランスが取れるように設定していますから♪

 

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勧める理由その2 メリハリで頭の形をコンパクトに

こういうヘアスタイルは、ボリュームのコントロールが大切で扱いやすさはカットでのフォルムコントロールにとても左右されます。

 

だからくせ毛のカットはかなりの難易度を要するのです。

量が多いから、くせ毛で広がるからといって、闇雲に梳きバサミで髪を梳いたりすると、かえって広がってしまったり、パサつかせてしまったりとカットをする前よりも状態を悪化させてしまうので注意が必要です。

 

実例

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▷ どんどん短くしたくなる!?のっちのくせ毛カットあるある。 

こんな感じで、襟足キュッ。耳の高さでふわっ。

ボリュームを出すところは出して、抑えるところは抑える。

 

スタイリングだけでもこの感覚を大切にすると、ヘアスタイルの完成度がグッと上がってくせ毛のデメリットが隠してメリットを引き出すことができます。

加えて、スタイリング剤に頼らず、

カットだけでこのシルエットを作り出すことができればくせ毛の良さもスタイリング剤の質感も、そして自分でセットするときの扱いやすさがグッと向上させることができるんですよねぇ。

 

くせ毛専門美容師の腕の見せ所です!

 

勧める理由その3 くせ毛初心者でも扱いやすい

これらのポイントをしっかりと抑えてあげるだけでくせ毛の扱いになれてなくても扱いやすいんです。

ずっと縮毛矯正をかけてきたって方は、自分のくせ毛がどんな感じだったかも覚えてないし、縮毛矯正をかけていなかった時はずっと結んで過ごしていた方も多いです。

となると、いきなりくせ毛を活かすようにするのはやっぱり怖いもの。。。

 

『縮毛矯正』と『くせ毛』というのが対照的過ぎて少しずつ移行していくことが現実的に難しいので、少しでも扱いやすいと移行するハードも下がるし、嬉しいですよね。

 

実例

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▷ くせ毛のパサつきは、欠点ではなくデザインになり得る。

ポイントを抑えていれば、こんなに強いくせ毛でも可愛く素敵に簡単に扱えちゃいます♪

 

脱縮毛矯正を携わらせてもらった時の写真。

すんごく多毛でくせが強い方で、これまでずっと縮毛矯正をかけ続けて、美容師さんに「縮毛矯正をやめたい」と言っても当然のごとく断られてきた方。

 

くせ毛を活かしたショートヘア。

めちゃくちゃ似合ってるし、めちゃくちゃ可愛いと思いません???

 

デメリットをメリットへ。くせ毛はひし形のシルエットを意識する。

これまでの実例や解説を見て早くも気づいた方もいるかもしれません。

くせ毛を活かす場合は、髪型をひし形のシルエットを意識してカット、スタイリングをすることでデメリットをメリットへと変換できるんです!

 

これまで邪魔だった『広がり』を、必要な『ボリューム』へ。

ただの言葉遊びのようにも聞こえるかもしれませんが、少しのことを意識するだけでデメリットをメリットへと変換できるってめちゃくちゃ素晴らしく思いませんか?

 

前述したように、

僕がくせ毛を活かしてカットする場合は、ボリュームを抑えるのではなく、ボリュームがMAX出た状態でバランスが取れるようにカットします。

今まで抑えるだけだったアイツを目一杯出しちゃっていいんです!

 

くせ毛さんがやってはいけない髪型

やってはいけないというか、あまり向かない髪型があります。

僕自身これからご紹介する髪型をお客さんにしていないか?と聞かれれば、普通にしています(笑)

 

というのもこれらのカットを扱いやすさをそのままに、くせ毛に落とし込むには繊細なくせ毛や髪質の見極め力が必要になってくるわけです。

美容師誰もがくせ毛に精通しているわけではないので、その辺の経験に長けている方にお願いするのであれば…と思いますがなかなか難しいというのが現状です。

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ロングなどフォルムコントロールがしにくい髪型

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ロングでくせ毛を活かしている写真を撮っていなかったのでみやちゃん(@miiiiyayuki)に画像を借りた。

 

この人、くせ毛なんですよ。しかも別に活かしやすい訳ではないくせ毛。

強く細かいうねりが出るタイプではないんだけど、多毛なのも手伝って普通に乾かすと何倍にも膨れ上がってしまうくせ毛で、素人目だと『髪質が悪い』『髪が傷んでる』って判断されてしまうようなタイプ。

扱いが上手だからなんとかなっているタイプ(笑)

 

ボブなど厚みが出る髪型

ボブは切りっぱなしのような一線に毛先が集中するので、どうしても裾にモタつきが出たり、横の広がりが出てしまいがちです。

かといって無闇やたらに梳いたりすれば、ぶわーっとと広がってしまうのでなかなか扱いが難しい。

 

実例

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▷ 髪を下ろすとボサボサ広がるくせ毛をカットで素敵ボブヘアに☆ 

カット然りなのは当然ながら、この感じを出せるのはこの方の髪質ありきなところもありますね。

 

S字ウェーブが細かく出るタイプではないけど、手で引っ張りながら乾かしたくらいじゃなかなかストレートにならないくらいリッジが強いくせ毛。

でもその割には髪自体は細く、柔らかいので、

クセと量の影響でもたついている部分をカットで取り除いてあげることで一気におしゃれパーマ風なボブへ変身できてしまいました♪

 

ロングやボブが絶対にできないわけではない。

こんな感じで上手に活かせることができている例もあるので、絶対に無理!というわけではないんです。

 

ただくせ毛の有無や強さだけではなく、その他の毛量や髪質などの影響ももろに受けるし、その人地震のスタイリング力にも依存してしまうんですよね。

だからどんなくせ毛で、どんな髪質の方が見ているか分からない場では、オススメできない。

こればっかりは実際に髪を見てみない限り判断することは難しいんです。

 

くせ毛を抑えるなんてことに無理がある。

だって、くせ毛を抑えるってまず無理なんです。

美容室で綺麗にブローやアイロンをしてもらった状態なら綺麗でしょう。

 

それで「ほら、こうすればいいんだよ。」と美容師さんは言います。

そりゃ、湿度もない。雨なんか降るはずもなく、風もないし、まず美容師さんには技術がある。

 

梅雨から秋口までの湿度の高いときは外に出たらアウト。

雨の日は外に出たらアウト。

風が吹けばアウト。

地下鉄に乗る時の地下からの吹き上げる風や自転車に乗るだけでアウト。

 

くせ毛じゃなければ「えっ?」って思うようなことでもくせ毛なだけでだいたいアウトです(笑)

僕自身がくせ毛だからよくわかる。

 

でも、はじめから今までだったらアウトだと思うレベルまでクセが出てる状態でキマるカットを施していたとしたらどうでしょうか?

 

不思議と馴染んでしまうんですよね。

雨や風に怯えることがなくなるか、少なくとも軽くなるはずです。

だってクセがMAXに出ている状態で、これ以上もっと出ることがないですからね(笑)

 

確かに髪型やくせ毛、髪質、スタイリング方法などの違いで湿度や風に影響を受ける場合もありますが、心持ちは全く違うものになっているはずです。

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くせ毛マイスターのくせ毛カットは基本的にアイロンいらず。ブローいらず。

のっちのくせ毛カットはアイロンいらず。ブローいらず。が基本中の基本。

 

『ぶわーっとドライヤーで雑に乾かしてスタイリング剤をつければ完成。』

自分で再現できなければ意味がない!と思っているので、ここまでシンプルでOKなところまで技術を高めました。

 

ブローをすれば、アイロンをすれば、もう1ランク2ランク上のスタイルができるかもしれません。

ただ、まずはここから。

『ぶわーっとドライヤーで雑に乾かしてスタイリング剤をつければ完成。』

 

まず、ここをしっかりやらないまま諦めている人が多すぎるから諦めずに頑張って。

精一杯サポートします!

 

のっちに予約、相談はこちら。

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ABOUT ME
のっち/野坂信二
のっち/野坂信二
くせ毛マイスター
くせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師。東京表参道を拠点としてとして活動。TV出演、書籍出版、オンラインサロン運営など。現役バリバリでサロンワークを中心に、講師としても全国に飛び回っています。
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