こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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今回は、強いくせ毛でのくせ毛を活かしたカット実例をお店していきます
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強いくせ毛を活かして、メンズライクで可愛いショートヘアにカット☆ #19
早速ですが、BEFORE&AFTERはこんな感じ!
なかなかのBEFORE&AFTERですね!
ご覧の通り、クセがめちゃくちゃ強くて、剛毛、多毛の三重苦。
どこの美容室にいっても「縮毛矯正をかけるしかない。」とずっとかけ続けてきた過去を持つ方。

と願っても、それをまともに捉えてくれる美容師さんにも巡り会えなかったそう。
僕とこのお客様とはもう4年ほどの付き合いになるのでしょうか。
僕と出会ってからは、くせ毛ライフを満喫しているようです♪
クセが強いと、縮毛矯正をかけるしかない?
いや、全くそんなことはありません。
くせ毛が強くても縮毛矯正をかけずにくせ毛を活かした髪型にすることは可能です。
ただ、髪質自体を根本から変えることができないので、
美容師の技術もしくは毎日のお手入れでもご自身の許容できる髪質、髪型が実現できなけらば実質不可能でもあります。
要は、地毛のくせ毛が強すぎて自分の好みじゃない。似合わない。といったパターンですね。
【BEFORE】




ここまで伸びていることは稀なのですが、忙しくてなかなか来れなかったようです。
写真でも癖の強さ、髪の硬さ、量の多さを感じ取れますでしょうか?
結構すごいです(笑)
捻転がかなり強めな髪質なので、くせ毛というよりも髪が傷んでいるようにも見えてしまう髪質ですね。
この捻転毛に、硬い、量が多いが加わっているので『くせ毛を活かす』にも、くせ毛の性質を見極めた精密なカット技術が必要になります。
ザクザクっと切って、バサバサっと梳くようなカットをしてしまうと簡単にとんでもない状態になってしまいます。
このような髪質だと、縮毛矯正をかけてもすぐに根元の伸びが気になってしまうので、なかなか綺麗なストレートヘアを維持することは大変です。
縮毛矯正をかけたからといって『楽』とは言い切れないですね。
捻転毛はドライとウェットで様相が変わる。
髪を濡らすとこんな感じに。


捻転毛は、乾いている状態と濡れている状態のギャップも強めに出ることが多いです。
このゲストの場合は、乾いている時はあまりカールはせずにボワーっと広がる感じ。でも濡れるとこんなにもクルクルヘアになります。
髪の構造上このような現象が起きてしまうのですが、かなり難しい内容なので割愛。こうなるもんなんだとご理解ください。笑
でも

私もこうなる!
って方は多いのではないのでしょうか?
このゲストは捻転毛と波状毛のミックスではあるのですが、捻転の性質が強いのでかなり顕著に現れます。
日本人のくせ毛さんのほとんどは、割合は人それぞれ違えど、この捻転の性質を持ち合わせている方が多いので『濡らすとくるくる、乾かすとボワーっと広がる』方って実は多いんです。
ただそれはひとえにくせ毛だけが要因ではなく、ダメージや使っているヘアケア製品の影響もあるので、実際に髪の状態を把握したうえで、それぞれ適切な対処をする必要があるのですがね。
【AFTER】






メンズライクなヘアスタイルがお好きな方ですごく良く似合いますね♪
使用したスタイリング剤は
このYSパークのポマードハード。グリース界では最強だと思っているアイテム。
伸びが良く、ダマになりにくいので、グリースなのに繊細なヘアスタイルにも対応できます。
クールグリースだと香りが強い、肌荒れもするのですが、これは香りもほぼ「材料臭かな?」って感じで香りはかなり優しくてどんな場面でも使いやすいです。
くせ毛はツヤ感を出すことが大切なので、その点についても【くせ毛ショート×グリーススタイリング】の組み合わせは僕の中では鉄板中の鉄板。
世間的には超マイナーです(笑)
くせ毛の性質を利用したスタイリング方法
スタイリング方法は、スプレーで髪全体を軽く濡らしてそのままグリースをオン!
全体に馴染ませて形を整えたら終了。あとは自然乾燥に任せましょう。
わかりますか?
これってくせ毛の性質をうまく利用したスタイリング方法なんです♪
乾くとボワっ、濡らすとくるっ♪
だから濡れている状態で水分を多く含んだヘアスタイリング剤を使用することで乾くとボワっとしてしまうデメリットを打ち消すことができるんです!
すごいでしょ?
グリースに関しては、ほぼショートヘアしか使うことができないですが、ある程度の長さ以上なら、同様に少し濡らして【スプリングパフ×メルティバターバーム】のゴールデンコンビで代用OKです♪
長さだけではなく、質感の面でもグリースとムースではかなり違いが出るのでそこで使い分けるのももちろんオーケー!
グリースはハードな質感になりやすいし、ムースの方が柔らかい印象に仕上がります。
今回はメンズライクなベリーショートなので、ポマードハードがかなりマッチしてますね♪
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