縮毛矯正とヘアアイロン、どちらが傷む論争が不毛すぎる件

縮毛矯正とヘアアイロン、どちらが傷む論争が不毛すぎる件
野坂 信二

こんにちは!

表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。

みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪

↑YouTubeではくせ毛、ヘアケア関連の動画を多めに投稿しています!ぜひ登録してくだいね♪

 

 

美容室で縮毛矯正をかけてくせ毛を伸ばすのと、毎日ヘアアイロンを使って自分でくせ毛を伸ばすの、どちらが髪の毛が傷む問題って結構話題に上がりますよね。

これって僕の中でそもそも色々破綻している不毛な議論だと思っているんですよね。笑

 

くせ毛専門美容師の僕の意見としては「毎日ヘアアイロンしているなら縮毛矯正をかけろ!」です。

もちろんそれが全員に当てはまる訳ではないですが、その理由は記事内でわかりやすく説明しているのでぜひお読みください!

 

と、ちょっと簡略化した動画も公開しているのでテキストが苦手な方はどうぞ。

縮毛矯正をオススメする理由

まずはこの論争の前提条件があやふやすぎるんですよね(笑)

[box class=”gray_box” title=””]

  • 縮毛矯正のダメージは美容師の技術力次第
  • ヘアアイロンのダメージは自分自身の技術力次第[/box]

ということ。

縮毛矯正のダメージは美容師さんの力量と比例する

かなりの変数が色々関わってくるので一概には言えないのですが、縮毛矯正のダメージって美容師さんの縮毛矯正の技術力にある程度比例すると思ってもらって大丈夫です。

上手な美容師さんに縮毛矯正をかけてもらえば、髪のダメージを感じないどころかむしろ髪質が良くなってように感じるだろうし

下手な美容師さんに当たってしまえば、縮毛矯正をしたのにも関わらず癖が伸びるどころか髪の負担が大きすぎてチリチリ・ジリジリ(ビビリ毛)になってしまう可能性もあります。

これは下手な美容師さんや上手な美容師さんに施術をしてもらったことがない方はもしかしたらあまりピンと来ないかもしれないけど、縮毛矯正における美容師さんの技術力は雲泥の差があります。

[box class=”red_box” title=”ビビリ毛について”]

[/box]

ヘアアイロンのダメージは自分自身の技術力次第

当然ながらヘアアイロンをするのは自分自身なはずなので、その自分自身のヘアアイロンスキルでダメージは変わってきますよね。

 

自分自身でやる場合のヘアアイロンのダメージには何が関わってくるかというと[アイロンの温度×アイロンを当てる時間]ですね。

高温であればあるほど髪は傷んでしまうし、当てる時間が長ければ長いほど髪は傷んでしまいます。

 

単純に、高温で長時間当てる組み合わせが一番髪を傷めてしまうということになりますよね。

そして、それをやる自分自身は美容師のスキルも何もない素人。

 

低温でやるよりも高温でやったほうが後がつきやすいので高温でやりがちだし、別に上手なわけでもないから長時間もしくは何回も何回も同じ箇所に熱を当ててしまいがちです。

なのでこれも上手な方であればダメージを抑えられるけど、そうでなければかなり傷んでしまいます。

[box class=”red_box” title=”アイロンだけでもビビリ毛になります。”]

[/box]

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毎日アイロンのデメリット

僕これにメリットは全くないと考えています。

前髪と毛先の部分をちょっと巻いたりとかは全然いいんですけど、髪全部を根元の方から何十分もかけてやるのはぶっちゃけ「え?なんのために?」ってなってしまいます。

僕の考える毎日ヘアアイロンのデメリットはこう。

[box class=”green_box” title=””]

  1. 時間が無駄
  2. 髪が傷む
  3. 綺麗さが劣る
  4. 湿気のある日は無能[/box]

理由1:時間が無駄

時計

まず毎日何十分の時間が無駄。

時間に関してはかなり個人差がありますが、仮にくせ毛の髪を全部アイロンでストレートにすると仮定するとすれば、かなりの時間がかかってしまうはず。

 

確かに縮毛矯正は平均で3〜4時間もかかってしまう長時間メニューですが、一回の施術で数ヶ月は持続します。

大体の方は4〜6ヶ月ほどの持ちはあります。

仮に毎日アイロンを20分とすると「120日(4ヶ月)×20分=2400分」

つまり4ヶ月間で40時間もの時間を費やしていて、単純計算でも縮毛矯正よりも10倍もの時間を要していることになるんですよね。。。

 

仮にその時間があれば、1000円/hバイトでも余裕で縮毛矯正代は稼げるし、なんでも出来ちゃいますよね。

時は金なり。もったいない。

理由2:髪が傷む

縮毛矯正を上手にかけれる技術者にお願いすることを前提とするなら絶対に!縮毛矯正をかけた方が髪のダメージはないし、何よりも綺麗です。

縮毛矯正をかけたことない方はただ髪がストレートになるだけ、という認識かもしれないですが、指通りも滑らかで髪が柔くなり髪質が変わったように感じると思います。

 

ヘアアイロンで伸ばして、ただストレートにしただけの髪とは全く違う質感になるので体感されたことない方はぜひ勇気を出してやってみてほしい。。。

経験者で「えっそんなに?」と思う方は、くせ毛や縮毛矯正に専門特化した美容師さんに縮毛矯正を依頼してみてほしい。

絶対世界が変わると思うんだけどなぁ。

理由3:湿気のある日は無能

【髪の湿気対策】梅雨・夏にくせ毛さんがすると”効果的なこと”と”NGなこと”

縮毛矯正のストレートはヘアアイロンでまっすぐにした髪と違って、湿気の強い雨の日でもストレートを維持し続けることが出来るんですよ!

これってくせ毛さんにはかなりのメリットじゃないですか?

雨や梅雨時期、夏の季節なんかは家でしっかりセットしたとしても家を出た瞬間無に帰してしまうなんてくせ毛あるあるですよね。

僕もくせ毛なので気持ちがすごく分かります。

でも縮毛矯正でのストレートヘアは髪の構造、形状自体を半永久的にストレートに変える技術なので雨が降ってもくせ毛に戻ることはありません。

新たに伸びてくる根元部分は元々のくせ毛のままなので、ストレートヘアを維持するには数ヶ月置き(個人差あり)にかける必要があるのですが、原則かけたところはストレートのままをキープすることができます!

[box class=”red_box” title=”合わせて読みたい”]

[/box]

[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]外出た瞬間髪が死ぬ絶望感と言ったら、、、[/voice]

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もし毎日ヘアアイロンをするならば

ラディアントヘアアイロンの噛み合わせ

そこまで癖が強くなかったり、そこまでまっすぐにしたいわけではない!という方は荒れて縮毛矯正をしないという選択もありだと思います。

 

僕もそうですしね。僕が縮毛矯正をしない理由としては

[box class=”green_box” title=””]

  1. 普段はくせ毛を生かしてる
  2. 別にストレートじゃなくていい
  3. アイロン使っても5分以内[/box]

って感じで僕はそこまで縮毛矯正にメリットないんですよね。笑

メンズのショートヘアだからっていう理由もあるしね。

そんなこんなな理由でもし縮毛矯正ではなく、ヘアアイロンでスタイリングする方が自分には合ってそう!という方は以下の感じの方法でダメージを減らすことができます!

[box class=”green_box” title=””]

  1. 良いヘアアイロンを使う(おすすめ紹介)
  2. しっかり乾かしてから使う
  3. 温度は低温で[/box]

ではそれぞれ説明していきます!

ヘアケアに特化したおすすめのヘアアイロン

アイロンマニア美容師がオススメする最強ストレートアイロン3選!」 「【プロ美容師が厳選】毛先ワンカールに最適!おすすめストレートアイロンを紹介します。」でも紹介しているラディアントというアイロンがおすすめです!

使いやすく、ヘアケアに特化しているアイロンなので、毎日のヘアアイロンには最適なヘアアイロン。

しっかり乾いてから使う

「多少濡れている方が効きが良い」とかで湿っている状態からアイロンをする方が一定数いるですが、なるべく髪を傷めないことを前提とするなら絶対にやめるべき行為です。

上記で紹介したラディアントはシルクプレートという水蒸気爆発を起こしにくいプレートを採用しているのですが、それは濡れたままでも使えると誤解している方も多いので注意してくださいね。

アイロンはしっかり乾いた状態で、は絶対に守りましょう!

温度は低温で。

ヘアアイロンの傷めないやり方として

[box class=”gray_box” title=””]

  • 高温でサッと派
  • 低温でじっくり派[/box]

の2パターンが主に存在していて

美容師の中でも意見は割れるのですが、絶対に後者の低温でじっくりの方が良いです。

なぜならそれをするのは素人である自分自身だからです。

 

仮に美容師さんがやるのならば最小限の時間と手数で出来るので、高温でも髪の負担を抑えることが出来るのですが、実際にやるのはなんの技術力もない素人です。

 

美容師さんなら1発5秒で終わるところを、何回も何回もと時間がかかってしまったりもするでしょう。

それを考慮に入れると高温でやるよりも低温でじっくりした方がリスクはないはずです。

仮に手馴れていたらある程度温度を上げてやった方が時間効率は良いので自分のレベルに合わせて温度調整しても良いかもしれないですね。

 

高温でサッと派、低温でじっくり派論争は「髪を傷ませないヘアアイロン・コテのオススメ温度とその理由とは?」にてさらに詳しく説明していますので興味があればご覧ください。

[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]この3つを守ればとりあえずは安心。[/voice]

あとは髪質、癖の強さ、ライフスタイル次第

ここまでつらつらと書いてきましたが、最終的な判断は信頼の置ける美容師さんと相談して決めると良いでしょう。

ここまでの話はあなたにとってのベストではなくベターな話なので、実際に僕が髪を見ながら対面でカウンセリングをさせていただいたら真逆のことをいうかもしれません。

それくらい個人差のある事柄でもあるので、話半分くらいで頭の片隅に置いておいてください。笑

 

【動画版】損しているかも!?くせ毛なのに毎日アイロン派の方へ

ABOUT ME
のっち/野坂信二
のっち/野坂信二
くせ毛マイスター
くせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師。東京表参道を拠点としてとして活動。TV出演、書籍出版、オンラインサロン運営など。現役バリバリでサロンワークを中心に、講師としても全国に飛び回っています。
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