くせ毛を伸ばすならブローとストレートアイロンどっちが痛む?
こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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くせ毛をストレートにする場合
[box class=”gray_box” title=””]
- ブラシでブロー派
- ストレートアイロン派[/box]
に分かれると思うのですが、あなたはどちらでしょうか?
サロンワークでも「くせ毛をストレートにするのにブローとアイロンどちらが傷まない?」と度々聞かれる事があるので今回はそれに関してレクチャーしていきますね。
くせ毛をストレートにスタイリングする場合、ブローとアイロンどっちが痛まない?
結論…というか僕のおすすめは、”ブローではなくアイロンでストレートにする”です。
それにはいくつかの理由があります。
[box class=”green_box” title=””]
- ブラシでブローは素人には難しい
- ドライヤーは意外に熱いし、アイロンは低温でも結構伸ばせる[/box]
の2つ。
ドライヤーは意外に熱いし、アイロンは低温でも結構伸ばせる
ドライヤーとヘアアイロンのダメージ比較でよく『温度』を引き合いに出されます。
この記事を読んでいるあなたも読みながら思っていたかもしれませんね(笑)
まず大前提としてなのですが、アイロンの温度は『130度』もあれば十分です!
ケースバイケースではあるのですが、130度あれば8割以上の方は全く問題なく癖を伸ばす事が出来ます。
多くの方は180度前後でアイロンをしているし、200度以上で日頃からアイロンをしている方も結構いらっしゃるので聞いてる僕の方が冷や汗をかいてしまいます(笑)
ヘアアイロンと髪を痛めない温度の関係について記事にしているので詳しくはそちらをご覧になってみてください。
[box class=”red_box” title=”こちらをチェック”]
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で、ドライヤーの温度は何度だと思いますか?
答えは『90度前後』が正解です。
もちろん使うドライヤーによってその温度は違うのですが、平均で90度前後でもっと温度が高いドライヤーもたくさんあります。
おそらく髪に関心のある勢の中では誰でも知っているくらいのヘアビューザーやレプロナイザーは100〜140度ほどで平均よりかなり高め。
ツヤが出る一つの所以でもあります。
そして、髪には熱を加えると硬くなってしまう『タンパク変性』という現象があります。
この現象は
[box class=”gray_box” title=””]
- 濡れている時は60度〜
- 乾いている時は130度〜[/box]
と濡れている時と乾いている時とでは大きな温度の差があります。
ドライヤー、ヘアアイロンの温度と照らしわせて見ると、乾いている時のヘアアイロン(130度)よりも濡れている時のドライヤー(90度)の方が髪のタンパク変性を引き起こしやすい事が予測出来ます。
もちろん、90度のドライヤーで乾かすくらいで髪が90度まで温度が上昇するわけはないので通常の使い方でしたら問題ありません!
ただ、ブラシでブローとなると話は別。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]濡れている時と乾いている時では同じ温度でも髪の負担が全然違う![/voice]
ブラシでブローは素人には難しい
ブラシでブローを自分でするのはとても難しい。
プロが行うブローと違い、余計な熱や力が髪に加わってしまうでしょう。
そして、濡れている髪というのは乾いている髪よりもひどく脆く痛みやすいです。
ブラシで髪をギューッと引っ張りながら90度以上の熱を髪に加えていく行為は思った以上に、髪に負担がかかっています。
髪が脆くなってしまっている状態で上手くいかないからと何度も何度も過剰にドライヤーを当ててしまえば、いくらアイロンより低い温度でやっているとはいえすぐに傷んでしまいます。
それに対してヘアアイロンは、たとえ技術がなくとも【乾いている状態で130度以下の温度で行う】ということをしっかり守れば、髪の負担を極限まで抑える事が可能です!
ブローよりもアイロンの方が技術に左右される事がなく、誰でも安心という事ですね♪
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]ちなみに美容師さんならどちらもダメージ差なくできるかなと思います![/voice]
濡れている髪にアイロンは絶対にNG
ここまでお話すればお分かりだと思いますが、濡れている髪にアイロンをするということは絶対にやめてください!
アイロンは絶対に乾いている髪にするものだし、濡れている髪にアイロンを入れてもくせ毛はストレートにならないですよ。。。汗
「アイロンって乾かしてからやるんですか?」という質問をサロンワーク中もよく頂くので、もしかしたら結構知らない人が多いのかも。
最近は高性能なプレートを有しているヘアアイロンも多数あり
[box class=”gray_box” title=””]
- 濡れている髪にも使える!
- 水蒸気爆発を起こさない![/box]
なんて宣伝文句で販売しているのもよく見かけますが
それは濡れている髪に使ってね!ってことではなくて、それくらい負担が少ないから乾いた髪に使うとより負担が少ないよくらいなもんですからね。笑
勘違いしないように。
「【プロ美容師が厳選】毛先ワンカールに最適!おすすめストレートアイロンを紹介します。」でも紹介している、僕が家庭で使うアイロンとしておすすめしているラディアントと絹女。
それらもシルクプレートを搭載していて上記のような宣伝文句ですが濡れている髪に使うことをおすすめしたことは一回もありません。笑
こんな感じで「220度に水をかけても蒸発しないですよ!」って書いてあるんだけど
これは性能を見せるためのものであってこういう状況で使用することを推奨している訳ではないです(笑)
気になる方はチェックしてみてね。
[box class=”red_box” title=”合わせて読みたい”]
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