髪を傷ませないヘアアイロン・コテのオススメ温度とその理由とは?

野坂 信二

こんにちは!

表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。

みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪

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皆さんは髪にストレートアイロンを通したり、コテで巻いたりするときに温度に気をつけていますか?

いつも何度でしていて、その理由は何度でしょう?

 

毎日のようにストレートアイロンやコテを使う場合は、その温度を気をつけてあげるだけで髪の状態は劇的に変わるかもしれません。

髪を綺麗に保つヘアアイロン・コテのオススメ温度

ラディアントヘアアイロンの噛み合わせ

ズバリ、『130度以下』です。

使っているアイロンなどでも多少その温度に前後があるのですが、髪を綺麗に保つための推奨温度は130度以下であると御考えください!

 

タンパク質を硬化させない温度設定

タンパク質は、お肉やタマゴと同じタンパク質で出来ています。

お肉やタマゴを熱すると硬くなるように髪もある一定以上の熱量を加えると硬化する性質を持ち、『タンパク変性』と言います。

厳密にいうと、お肉や卵などと一緒くたにすることは出来ないのですが、イメージとしてそう捉えていただくと理解がしやすいです。(詳しい方はツッコミなしで笑)

 

この髪が硬化してしまう現状は130℃を超える温度から始まるというエビデンスがあるため、ストレートアイロンやコテの温度は130℃以下を推奨しています。

 

ちなみにですが、この硬化が始まる温度は濡れている状態と乾いている状態ではかなりの差があり

乾いている時は130℃ですが、濡れている時は60℃ほどの低い温度でも硬化してしまうため、ドライヤーを近づけすぎたり、同じところに熱風を当てたりしても髪が変性してしまうので注意が必要です!

 

「高い温度でさっとやるのが良いと言われました。」

いつも180℃くらいの高温でスタイリングしている方は「えっ!?そんな温度で髪にクセがつくの?」ってなりますよね。

 

実際に現場で130℃が推奨ですよとオススメするとそんな反応することがとても多いです(笑)

「180℃などの高い温度でさっとやる方がいいよ!って美容師さんに言われました!」という声も多んですが、実はこれも一つの正解なんですよね!

 

髪にどれくらいの熱量が加わっているのかというちょい難しい話なのですが、要は『低温で長時間』と『高温で短時間』のほこたてなわけですよね。

ただここに一つの要素を加えるとしたら、皆さんは僕らのように技術を持っているプロではなく、ストレートアイロンを扱う上では素人だということです!

 

◇高温でさっと巻いた方が髪を傷めないよ!説

アイロンをする技術があるということが前提条件となっていて、同じところを何回も巻き直したり、全然短時間で巻けていなかったりしたら当然想定以上の負担が髪にかかることになります。

 

◇低温で時間をかけて巻いた方が髪を傷めないよ!説

そんなアイロン技術を初めからないことが前提となっているので、同じところを巻き直したり、短時間で出来なくてもなんの問題もありません。

 

低温で時間をかけて…とあるようにこのアイロン法は、高温でのアイロンと比べるとあとが付きにくかったり、付くのが遅かったりとデメリットも確かにあるんです。

その時の時間的メリットは高温アイロンに分がありますね。

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髪を傷ませず、綺麗に持ちの良いアイロンのやり方

ケア面で言えば、絶対的に低温アイロン法に分がありますがこの方法でより綺麗に、より持ちをよくするには少しだけコツがあるので3つご紹介しますね♪

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  1. しっかりと乾かしてから熱を通す
  2. ホホバオイルをつけてから熱を通す
  3. しっかりと冷ます[/box]

この3つの方法を抑えるだけで綺麗に長持ちさせることができます!

 

①しっかりと乾かしてから熱を通す

前述したように濡れている時は60℃前後で髪が硬化してしまうため、必ずしっかり乾かしてからアイロンをするようにしてください!

水滴が垂れたり、水分で髪が束になってしまうような状況だと濡れ過ぎなのでドライヤーだけで艶が出るくらいにはしっかりと乾かした方が良いですね!

 

たまに「えっアイロンってしっかり乾かしてから使うんですか!?」とびっくりされることがあるのですが、それはもう僕がびっくりです。濡れたままアイロンしてねって布教している方がいるんですか…?

確かに洋服をアイロン掛けするときはスチーム機能を使って、もわぁ〜っと水蒸気を発生させながらやる奴の方がスッと綺麗にシワが伸びたりしますよね。その考え、実はあながち間違いではなかったりするんですが、素人がやったら大怪我する奴なんでやめておきましょう。笑

 

髪はしっかり乾かしたとしてもある一定の水分は保持しているので、それで十分。そっから先は美容師さんでも熟達した縮毛矯正スキルのある方くらいしかその技は使いません。

しっかり乾かしてからアイロンしましょう!

②ホホバオイルをつけてから熱を通す

何もつけずにアイロンをすると髪が焦げちゃうので何もなしはNG。

 

シリコン系のものだと下手をするとアイロンの熱で髪に焼きついてしまう場合もあるので、僕個人としては『【全悩めるくせ毛に贈る】本当に効果のあるたった一つのおすすめトリートメント。』でも紹介しているホホバオイルをオススメします。

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乾かす前にホホバオイルをつけてから乾かし、そしてそのままアイロンを通すことがオススメ!

ホホバオイルはかなり効きがいいので付けすぎに注意。そして乾かしてからアイロンの直前に付けてしまうと、うまくあとがつかなくなってしまうのでつけるならアイロン後に少量つけるようにしましょう♪

 

③しっかりと冷ます

特にコテで巻いた時は、巻いたあとにすぐに指を通してほぐしてしまいがちなのですが、巻いたらそのままにして次を巻いて…と時間を置いて冷ましからほぐすと持続力はかなりUPします!

ドライヤーで冷風を当てて冷ますのもかなり良い手ですね!

 

 

実はアイロンで巻いたり、ストレートに伸ばしたり。熱を加えてあとをつけると思いがちですが、しっかり形が付くのは熱が冷める時なんです。

チョコレートに熱を加えると柔らかくなって、冷ますとカチッと固まる!そんなイメージを持ってもらえたらわかりやすいかな?

 

一手間になりますが、やるやらないでは仕上がりや持ちが全然違うのでぜひトライしてみてくださいね!

[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]この3つを試すだけでも結構ちがうゾ。[/voice]

髪の綺麗を保つオススメアイロン

ヘアケアに特化したヘアアイロンをご紹介します!

毛先ワンカールに最適!おすすめストレートアイロンを紹介します。』や『アイロンマニア美容師がオススメする最強ストレートアイロン3選!』などの記事でも紹介しているシルクプレート搭載のストレートアイロンラディアントがとてもオススメです。

 

このアイロンはヘアケアに特化しているアイロンで美容師さんのような技術がなくても髪の痛みを最小限に抑えながらスタイリングをすることが可能です!

 

特徴1 シルクプレート

シルクプレートアイロン、ラディアントの説明

ラディアントに搭載されたシルクプレートの毛髪の水蒸気爆発を防ぎ、アイロンをする際の髪への負担を大幅に抑えることができる設計になっています。

 

特徴2 センサーレス

センサーレスアイロン、ラディアントの説明

ヒーター自体が精密センサーとなっているため、最高温度220度までの到達所用時間が30秒という驚異のスピードを実現し、精密な温度制御を可能にすることで髪への負担を大幅に抑えます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

美容師の技術を持っていない人向けに”低温アイロン法”をご紹介させていただきました!

 

素人さんでもアイロン捌きがプロ並みな方も多いのでぶっちゃけやりやすい方法でやってもらって良いのですが、アイロン慣れしていなかったりなるべく髪を傷ませたくない方は

ぜひ”低温アイロン法”を試してみてくださいね!

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ヘアアイロンに関するQ&A

Q1.ブローとヘアアイロンはどちらが髪に優しいですか?

一回で見たらブローの方が髪の負担はおそらくないですが、毎日やるなら断然ヘアアイロンをした方が髪に優しいです。

”おそらく”というのもブローだとブローの技術やヘアドライヤーの温風温度でもダメージが全く変わってきます。ブローはとても難しく、その点ヘアアイロンは温度も一定にすることができるし技術的にもブローよりはイージー。

一般の方が自分にするならヘアアイロンをおすすめします!

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Q2.アイロンと縮毛矯正はどちらが髪を優しいですか?

毎日ストレートアイロンでまっすぐにするくらいなら絶対に縮毛矯正をかけた方がいいです!

ストレートアイロンだと湿気には勝てないし、一回シャンプーすれば元どおり。毎日そのダメージを蓄積させていったら髪の毛は簡単にボロボロになってしまいます。

縮毛矯正の方が一回のダメージは確実に多いですが、その一回だけなのでずっとダメージを蓄積させていくよりも確実に髪の綺麗を保つことができます!

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Q3.縮毛矯正は傷んでしまうと聞くのでかけるのが怖いです。

縮毛矯正は美容師業界の中でも技術の難易度が高く、習得することがもっとも難しい技術だと言われています。なので美容師さんの技術力によって、仕上がりのクオリティはもちろん、ダメージや持ちも全く違うんです。

上手な美容師さんであれば髪のダメージを感じないどころか髪質が良くなったように感じると思います。できることならくせ毛や縮毛矯正に特化した美容師さんを見つけてお願いすることがベスト。

僕は表参道勤務ですが、南は熊本、北は宮城からのお客様もいらっしゃいます。ぜひご相談ください♪

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Q4.髪が傷んでしまうのが怖くてストレートアイロンなどは使いたくありません。

使っても全く傷まないということはないし、そんなアイロンは存在しないですが、ヘアケア方面に優れたヘアアイロンやなるべく傷めないようなアイロン方法はあるのでそちらを実践されてみてはいかがでしょうか?

一年中ヘアアイロンを使ってくせ毛を伸ばしているようなら断然縮毛矯正の方が傷まない且つ朝が楽だし、時間の節約にもなりますよ♪

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Q5.濡れた髪にした方が髪に負担がないと言われました。

絶対にないのでやめてください!

アイロンのプレートの性能が良くなって「濡れたままでも使える!」みたいな商品を時々見かけるのですが、それは濡れ髪で使うことを推奨しているわけではないので注意。

確かに洋服にするスチームアイロンのように多少水分が残っている状態からアイロンをかけた方が綺麗にスッと伸びやすいです。ただ髪はしっかり乾かしても一定の水分は必ず保持しているので、濡れている感じが感じるほど濡れた状態からアイロンをすることは絶対にダメ!

あくまで濡れたまま使っても一発で髪がダメになったりしないですよ的な保険だと思ってください!他のヘアアイロンの差別化のために言っていることだと思いますが表現がグレーなことは本当にやめてほしい。。。

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Q6.ヘアビューロンが怪しいくらい評判良いですが本当ですか?

僕個人としては何がいいのか良くわかりません。

まず、大前提としてこの世に傷まないヘアアイロン、ましてや使っていくと髪質が良くなっていくヘアアイロンなんてものは存在しません!僕がおすすめする商品も例外なく痛みます。

それは髪が物質的に存在している以上あり得ないことなので目を冷ましましょう。笑

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Q7.2wayヘアアイロンでおすすめはありますか?

2wayヘアアイロンってのは、コテとストレートアイロンがオールインワンになっているタイプのヘアアイロンですね。コテのロッド部分がパカってなるヤツ。

あのタイプを購入する場合は性能面は度外視にした方がいいです。笑

『二つが一つで済む』という以外あらゆる面でメリットはないので、旅行とかに持っていく分には良いですが普段自宅用のものとして使うにはあまりオススメできる物ではありません!

Q8.ヘアアイロンのオススメはありますか?

もちろんあります!

使用用途や髪型、アイロンの価格帯などにいくつかピックアップしているので参考にしてみてください♪

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ABOUT ME
のっち/野坂信二
のっち/野坂信二
くせ毛マイスター
くせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師。東京表参道を拠点としてとして活動。TV出演、書籍出版、オンラインサロン運営など。現役バリバリでサロンワークを中心に、講師としても全国に飛び回っています。
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