ヘアアイロンやコテでビビリ毛に?髪のダメージの原因を知ることの大切さ。

こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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個人的に想うのは、ダメージの9割を作り出しているのは美容師だということ。
でも先日それを覆しかねない状況に遭遇しました!
ヘアアイロンやコテでビビリ毛に?まずはこれをご覧ください
いわゆるビビリ毛というもので、簡単に説明すると毛髪が限界を越えて傷んでしまった状態です。
[box class=”green_box” title=”ビビリ毛とは?”] [kanren postid=”290″][/box]
通常ならば、縮毛矯正やデジタルパーマなどの薬剤を使用する且つハイダメージを伴うケースで、薬剤や熱処理で毛髪が耐えうる負担よりも、過度な負担を与えてしまった場合に発生してしまいます。
この状態になってしまうと、根本的に解決するにはカットするにしかないんですよね。。。
トリートメントやビビリ修正という特殊施術もあるのですが、どちらにせよ誤魔化しでしかないのですぐに元の状態に戻ってしまうことが多いです。
まずは痛みの原因を知ること
髪の毛が傷んだり、いつもと違うイレギュラーなことが起きたら「なぜそうなったのか」を追求することってとても大切なことなんですよね。
なぜなら、それをやめるだけで改善されるかもしれないし、今後同じ状況にならないようにすることができるからです。
その根本原因を解決せずに「トリートメントしとけばいいだろ」と足すことはとても勿体無い行為だし、たかがトリートメントだろうが処置を間違えると簡単に悪化してしまうのもビビリ毛なので注意が必要です。
『臭いものには蓋をするな』はあまり有効な手段ではありません。
ヘアアイロンを使う際の注意点
今回の写真の方は、傷んでしまったところを全て切り落として解決したのですが、話を聞いてみれば、やはりコテの使い方が間違っていたからでした。せっかくなのでへアイロンやコテの使う際の注意点を書いていきますね。
気をつけることは
- 髪をしっかり乾かした状態から
- 130度以下の低温でスルー
- 持続力UP系のスタイリング剤は使わない
- 何度もやり直さない
- 出来るだけスピーディーに
ですね。
特に上3つが大事で下二つはできたらいいな、なおまけです。
髪はしっかり乾かした状態から
アイロンやコテを使う際、髪から「ジュージュー」と音がする、と。
よく耳にするんですが、これは当たり前のことではなくやってはいけないことをやっている証拠。
これは実は水蒸気爆発という現象で、髪の毛には水や油の通り道が決まっているのですが、この通り道ではない場所から、アイロンの熱によって発生した蒸気が髪の外に排出される現象で、髪からすれば「爆発」。
多大なダメージを与えてしまいます。
髪の毛にアイロンやコテを使う際に最も気をつけなければいけないことなのです。
[box class=”green_box” title=”もっと詳しく”] [kanren postid=”321″][/box]
130度以下の低温でスルー
髪の毛は、卵やお肉などと同じタンパク質が主成分で構成されていて、タンパク質は熱で、硬く変性する性質を持っています。
生卵に熱を加えると、ゆで卵や目玉焼きなどができるように明らかに硬くなりますよね。
この現象は髪にも同じように起きていて、髪も熱で硬くなり、そして傷んでバサバサになってしまいます。
もし今自分の髪の毛を触ってみて 根元よりも毛先の方がガサガサ、ゴワゴワと硬さを感じのなら、熱によるタンパク変性が原因の一つかもしれません。
髪は乾いた状態なら130度前後、濡れた状態なら60度前後で、タンパク変性が起き始めると考えられているのですが、逆を言えば、その温度以下なら熱によるタンパク変性を極力抑えられるということです。
今まで180度などの高温でしていた方は、そんな温度でしっかり跡がつくのか心配される方が多いですが、やってみてください。全然問題ないです。
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持続力UP系のスタイリング剤は使わない
これは上の水蒸気爆発の話に直結するんですが、このスタイリング剤の中身は、水やタンパク質、シリコン系の成分で構成されているのですが、これをアイロンを使う前に使うことで水蒸気爆発を発生させてしまう原因を作り出してしまいます。
これは内容成分や髪の特性を利用して、持続力をUPさせる商品なのですが、長い目で見ると回り回って、より持続力DOWNさせてしまいかねないのでオススメできません。
キープさせるために何かを使うなら、アイロン後にスプレータイプのワックスをつけるくらいかな。
何度もやり直さない・できるだけスピーディーに
高温でなければ回数に関しては、だいぶゆるい気持ちで身構えることができるのですが、少なからず負担にはなってしまうので、無駄に何回もやる必要はありません。
スピードに関しては、低温にすることで多少ゆっくりじっくりやる必要がありますが、これもゆっくり過ぎればアイロンに当てられた髪の温度自体が上がってしまうので、こちらも注意が必要だと思います。
そしてどちらにも共通して言えることは「冷え」のチカラをきっちり利用すること。みなさん熱することで跡をつけてる印象が強いと思いますが、正解とは言い切れません。「熱して冷ます」ことによって形を定着させているのです。
だから冷えきれない状態で手を通してほぐしたりすると、持ちが悪くなってしまいます。持続力をUPさせるためには、しっかりと冷ますことがとても大切なんです。
以上のことを意識して 良きヘアアイロンライフとお楽しみください。
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今日はこんなん。ほいじゃね♪