こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
↑YouTubeではくせ毛、ヘアケア関連の動画を多めに投稿しています!ぜひ登録してくだいね♪
今回は、くせ毛さんのための湿気対策について解説していきます!
ほんと嫌ですよねぇ湿気。
日本に住んでいるならある程度受け入れないとなんですが、特に梅雨と夏は「もうオワタ」となってしまう方が続出してしまいます。
- 「湿気の多い季節はどうやって乗り切ればいいの?」
- 「縮毛矯正をかけるタイミングは?」
などの疑問はもちろん
湿気の多い季節にこれはNGだよ!ってことをお伝えしていきます。
くせ毛さんにはなかなかしんどい季節ですが上手く乗り切りましょう♪
その前にお知らせ。
YouTubeで「くせ毛」に特化した動画投稿始めました。くせ毛に役立つ情報をガンガン上げていくのでチャンネル登録お願いします!
では、本編へどうぞ。
気になる項目にジャンプ!
- 1 くせ毛さんの湿気対策
- 2 くせ毛さんがすると良い湿気対策
- 3 実は間違った湿気対策
- 4 youtube動画「【くせ毛の梅雨対策】効果的なコトと実は間違っているコト」
- 5 くせ毛の湿気対策のお悩みにお答えするQ&Aコーナー
- 5.1 Q1.雨の日だと髪が決まりません。
- 5.2 Q2.湿気があると前髪だけうねってしまいます。
- 5.3 Q3.ストパーを当てたのに雨の日は広がってしまいます。
- 5.4 Q4.湿気対策の縮毛矯正はいつかけるのがベストですか?
- 5.5 Q5.縮毛矯正は傷んでしまうと聞くのでかけるのが怖いです。
- 5.6 Q6.くせ毛を活かすにはどうすればいいですか?
- 5.7 Q7.どのスタイリング剤を使えばいいのか分かりません。
- 5.8 Q8.不器用でヘアアレンジが出来ないのですが、どうすれば出来るようになりますか?
- 5.9 Q9.髪が傷んでしまうのが怖くてストレートアイロンなどは使いたくありません。
- 5.10 Q10.ヘアアイロンのオススメはありますか?
- 5.11 Q11.ドライヤーの良し悪しで湿気には強くなりますか?
くせ毛さんの湿気対策
「梅雨」「夏」
このキーワードで何が思いつきますか?くせ毛さんは瞬時に答えが出そうですが(笑)
そう、湿気や汗ですよね。
くせ毛は湿気に弱く、梅雨や夏はしっかりブローやヘアアイロンでスタイリングしても一歩外に出れば崩れてほど直毛の方と比べると極端に湿気に弱い側面があります。
でもそれはくせ毛の特性上のことなので
「トリートメントをすれば良くなる」とか「シャンプーを変えれば」というのは甘い考えで、多少の緩和は出来ても根本的な解決に結びつけることが出来ません。
では何をすればいいのか?そして何をしてはいけないのか?
くせ毛さんがすると良い湿気対策
梅雨や夏の多湿な時期にくせ毛さんが対策として効果的な5つのことを即効性のあるものから並べていくと
- くせ毛部分に縮毛矯正をかける
- 気になる前髪や顔まわりなどのみに部分的な縮毛矯正をかける
- ヘアアレンジ
- スタイリング剤をつける・変える
- ヘアケア剤(シャンプー、トリートメントなど)を見直す
このようになります。
即効性のあるものの順番だとこんな感じですが、必ずしも大切な順番でもなんでもないので悪しからず。
①くせ毛部分に縮毛矯正をかける

『縮毛矯正とは?【失敗しないための基礎知識】』で詳しく説明していますが、縮毛矯正とは”くせ毛を半永久的にストレートヘアにする施術”です。
くせ毛は、自らちょうど良い水分を保持する機能が弱いのでパサパサと傷んで見えたり、せっかく一生懸命ブローやアイロンをしていても湿気の多い時期は空気中の水分を取り込みすぐに髪がうねってしまいます。
縮毛矯正はくせ毛をまっすぐなストレートヘアにするだけでなく、そんなくせ毛のデメリットをカバーしてくれる働きがあり、水分を保持する機能の弱さを補ってくれる働きもあるんですよ!
だからこそこの湿気の多い時期に縮毛矯正をかけることは、とても効果的な手段なんですよね♪
『縮毛矯正(ストパー)をかけるオススメな頻度とベストなタイミングとは?』で詳しく解説していますが、縮毛矯正のかける頻度というのはクセの強さや髪質などに影響するので人それぞれ違います。
3ヶ月置きにかける方もいれば、1年に一度かければ十分綺麗なストレートヘアを維持することができる方もいます。
でも実は、共通のものとして日本にいる以上かけるべきベストなタイミングってのがあるんです。それが日本の一年の中で、雨が多く湿気も多い梅雨の季節ですね。
3ヶ月置きにかける人も、半年置きにかける人も、1年置きにかける人も、このくせ毛が最も扱いづらい梅雨の時期にタイミングを合わせてあげることによって快適に過ごすことが可能になります!
例をあげるならば…
- 3ヶ月置き・・・3月、6月、9月、12月
- 半年置き・・・・6月、12月
- 1年置き・・・・6月
このような感じで梅雨の6月もしくは梅雨に入る前の5月に照準を合わせることにより、自分の縮毛矯正をかけるべきベストタイミングが見えてくるはずです。

②気になる前髪や顔まわりなどのみに部分的な縮毛矯正をかける
縮毛矯正は髪の毛全体にかけなければならないというワケではなく、前髪だけや顔まわりだけなどの部分的な縮毛矯正もできるんです。
極端な話を言えば、髪の毛1本に対しても縮毛矯正はかけることだって可能。
僕自身もくせ毛だから良くわかりますが「全部をストレートにするまでもないまたはしたくないんだけど、この部分の癖がやだなぁ」とかありません???
前髪とかこめかみのあたりだけが気になる!とかありませんか?
そこで活躍するのが部分縮毛矯正ですね。
前髪や顔まわりだけの縮毛矯正を希望される方は実際に多いですよ!
特に前髪、顔まわりは印象を大きく左右します。

↑ こちらは顔まわり2センチだけに縮毛矯正をかけただけ(カットはしています)でこんなに印象が変わってきます!
湿気の多い梅雨、自分の汗でどうにもできなってしまう夏も部分的な縮毛矯正を活用することによって快適に過ごせるはずです。

③ヘアアレンジ
もういっそのこと結んでしまうこともとても有効な手段です!
梅雨・夏の湿気の強い時期のくせ毛には、ストレートアイロンやコテの効果は半減してしまいます。
頑張って朝セットしても外に出た瞬間に取れてしまう。
でも、結んでさえしてしまえばなんてことないんですよね。
「そんなのできないよー」となりそうですが、これに関しては【イチに手を動かす、ニに手を動かす、五に手を動かす】つまりは慣れです。頑張りましょう!
最近はインスタグラムやYouTubeと便利なツールがあります。
まずは「ヘアアレンジ + 簡単」などのワードで検索をかけてみましょう!

④スタイリング剤をつける・変える
スタイリング剤を見直してみましょう!
『【くせ毛専門美容師が厳選】くせ毛にオススメなワックス・スタイリング剤8選!!!』では、くせ毛と相性の良いスタイリング剤はこちらにピックアップしています。
くせ毛さんは絶対に!絶対に!絶対に!
スタイリング剤をつけたほうがいいです!絶対にっ!
くせ毛に相性が良いということは湿気の時期のカバー力もある!ということです。
「あんまり癖はないけど、、、」という方でも湿気時期のモヤモヤを抑えてくれることでしょう!
ちなみに細かい髪質はとりあえず置いておいてくせ毛さん全ての方に絶対使っていただきたいアイテムは『【全悩めるくせ毛に贈る】本当に効果のあるたった一つのおすすめトリートメント。』で解説しているホホバオイルですね。

⑤ヘアケア剤(シャンプー、トリートメントなど)を見直す

これは梅雨・夏時期だからというわけではなく、根本的な話ですよね。
くせ毛は、シャンプーやトリートメントなど普段使うヘアケア剤の影響も大きく受けます。
くせ毛のシャンプー選びではまず二つの選択肢が設けられます。
それは
- くせ毛を押さえつける
- 髪の機能を正常化させる
の2パターンで、実は世に出回る99%のくせ毛用シャンプーというのは前者の「くせ毛を押さえつける」に分類されます。
しかし、僕の推しとしては後者の「髪の機能を正常化させる」ことを目的としたシャンプーです。
それはなぜかというと、前者でどうにかなるほどくせ毛にとっての湿気はそんな甘い存在ではないからです。
シャンプーにくせ毛を抑える作用が多少なれどあったとしても、その雀の涙ほどのメリットよりもデメリットの方が多いと僕自身は考えています。
くせ毛を押さえつけるシャンプーのデメリットとは…
- ダメージ毛へ導く負のスパイラルに陥る
- 髪が正常に機能せず、使い続けることによってどんどん湿気に弱くなる
- くせ毛のデメリットを助長させる
となり、押さえつけるという行為はやるとしてもスタイリング剤に担ってもらうか縮毛矯正などで根本的に解決しなければならない問題だと考えます。
くせ毛を押さえつけるとはどういうことかというと、それはクレンジングオイルにファンデーションが入っているようなもので役割と成分がチグハグですよね。
余分なものを神から落とすことが本来の目的であるシャンプーに、何かを【付ける】という役割を持たせてしまうと上記のようなデメリットが出てしまいかねません。
くせ毛のみなさんにオススメなシャンプーは『【もう悩まない】美容師が厳選したくせ毛にオススメのベストシャンプー2選!』が僕の選りすぐりのシャンプーを紹介していますので、お困りの方はぜひご覧になってみてください。
実は間違った湿気対策
してはいけないことというかあまりオススメできないことですね。
- ストレートパーマをかけること
- ロングからバッサリショートなどの大胆なスタイルチェンジ
- 前髪を作る
①ストレートパーマをかけること
なぜならくせ毛にはストレートパーマは意味がないからです。
「えっ!?今まで美容師さんに勧められて何回もかけたことあるのに・・・」という方も多いかもしれません。
詳しくは『くせ毛がストレートパーマをかけるべきではない4つの理由とは?』の記事で説明していますが、実は縮毛矯正とストレートパーマは同じようで全くの別物で
縮毛矯正はくせ毛を”半永久的にストレートにするもの”で、ストパーは”美容室でかけたパーマを落とすもの”です。
「そんなに癖が強くないから」
「縮毛矯正ではまっすぐになりすぎるから」
など様々な理由で縮毛矯正ではなくストレートパーマを選択する方がいますが、多くの場合それは間違いです。
くせ毛で悩んでいるのならばストレートパーマではなく、縮毛矯正で対応しましょう!
②ロングからバッサリショートなどの大胆なスタイルチェンジ
くせ毛はバネのようなもので、髪に重さがあれば癖を抑えられる働きがあります。
つまりはくせ毛を抑えたければ、ロングヘアであまり量を軽くしないほうが良いということになります。
逆に短く、軽くすることが癖を助長させてしまう原因となってしまうのです。
別にこれが悪いというわけはありません。
むしろくせ毛を活かすのであれば僕はショートヘアを推奨していますからね(笑)
言うなれば、タイミングが今ではない!ということです。
梅雨・夏という季節は、日本の気候の中では一番くせ毛が扱いにくい季節です。
くせ毛の扱いに慣れていれば別ですが、
くせ毛の扱いに慣れていない、ましてや今までロングヘアだったから短めな長さの髪の扱い自体に慣れていないという状況ならば、あえてこの時期にぶつけるのは無謀過ぎるというもの。
ロングヘアだからこそ抑えられていたくせ毛が長さを切ることで本来のくせ毛が顔を出し、且つ湿気で抑えが効かない状況というのは悪夢そのものですよね。
やめましょう。
くせ毛の方がイージーにスタイルチェンジができる季節は湿気の少なくなってくる秋口ですね。
秋、冬と日本は湿気が少ないのでその期間に自分のクセの扱いに慣れてしまえば、湿気の多い季節も対応できるようになるでしょう。
③前髪を作る
上と同じような理由でくせ毛は長い方がクセを抑えることができます。前髪を切ることで抑えが効かなくなるということは容易に想像できますね。
前髪は顔の印象を決める上でとても重要なパーツなので、いつでも万全にしておきたいですよね!前髪を作る場合は前髪だけの縮毛矯正を同時にかけることでそのデメリットを解消することができます。
もう一つ、梅雨、夏時期に前髪を作ると単純に邪魔問題があります(笑)
汗でオデコに張り付いてしまったり、コテで可愛くワンカール巻いても取れてしまうのがこの季節。いつも前髪がある方なら苦痛ではないかもしれませんが、
久しぶりに前髪を作るという方は、ただでさえ毛先がさわさわ当たって気になるのに余計ストレスになってしまうかも。
前髪に挑戦したければやはり秋口以降がおすすめです。
youtube動画「【くせ毛の梅雨対策】効果的なコトと実は間違っているコト」
くせ毛関連の動画投稿をしています。
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くせ毛の湿気対策のお悩みにお答えするQ&Aコーナー
Q1.雨の日だと髪が決まりません。
それはくせ毛の影響ですね!癖が弱くて普段はストレートヘアでも雨の日や梅雨や夏などの湿気の強い季節だけ髪が決まらないという方が多いです。
その場合は、その季節だけスタイリングやヘアアレンジで乗り切ってしまうのも一つの手だし、年に一回梅雨前に縮毛矯正をかけてしまうのもありです♪
癖が弱いから年に一回の縮毛矯正で一年間の湿気の強い時も綺麗な髪を維持できるのでオススメですよ!
Q2.湿気があると前髪だけうねってしまいます。
他の部分の癖は気にならなくても前髪だけ気になってしまうというのはよくあります!
前髪を作ったりしていると他の部分よりも髪が短くより癖や生えグセの影響を受けて、浮き上がったりうねったりしてしまいがち。ストレートアイロンを使って癖を伸ばしてあげるのも一つの手ですが、前髪だけに縮毛矯正をかけるという方もとても多いです。
丸みをつけながらストレートにすることもできるので、スネ夫のようにピーン!となってしまう心配もありません♪
Q3.ストパーを当てたのに雨の日は広がってしまいます。
ストパーはくせ毛には効果がないので雨の日に広がってしまうのは当然です!
ストレートパーマと縮毛矯正は全くの別物で、ストパーにはパーマ落としなのでくせ毛をストレートにする力はありません。
少し落ち着いたように感じるのですが、短期間で戻る上に湿気の耐性はないので湿気の強い日は意味がないのでくせ毛をストレートにしたい場合は縮毛矯正をしましょう!
Q4.湿気対策の縮毛矯正はいつかけるのがベストですか?
1年間のうちにより湿気が強い季節は6月〜9月くらい。梅雨から秋になるまでですね。
なので梅雨前の5月後半から6月前半に縮毛矯正をかけることができれば、この4ヶ月間を快適に過ごせるのではないでしょうか?
もちろんくせ毛の強さやかける周期などによっても変わるので担当の美容師さんに事前に相談してタイミングを合わせるとスムーズかと!
Q5.縮毛矯正は傷んでしまうと聞くのでかけるのが怖いです。
縮毛矯正は美容師業界の中でも技術の難易度が高く、習得することがもっとも難しい技術だと言われています。なので美容師さんの技術力によって、仕上がりのクオリティはもちろん、ダメージや持ちも全く違うんです。
上手な美容師さんであれば髪のダメージを感じないどころか髪質が良くなったように感じると思います。できることならくせ毛や縮毛矯正に特化した美容師さんを見つけてお願いすることがベスト。
僕は表参道勤務ですが、南は熊本、北は宮城からのお客様もいらっしゃいます。ぜひご相談ください♪
Q6.くせ毛を活かすにはどうすればいいですか?
一番いいのはくせ毛に精通した美容師さんに相談することですね。自分のくせ毛を知ることがとても大切。
くせ毛のタイプによって出来ない髪型もあったりするし、出来る髪型に自分がしたいかどうかっていうのも大きな問題の一つですよね〜。
今縮毛矯正をかけている方は、くせ毛を活かすにはくせ毛部分をある程度伸ばしていかないければならない期間もあるのもその場合は根気も必要!
僕の場合はくせ毛を活かす、縮毛矯正を辞めていくにあたって事前のカウンセリングを実施しているのでぜひご相談だけでもいらしてみてください♪
Q7.どのスタイリング剤を使えばいいのか分かりません。
スタイリング剤に慣れていない方に使いやすいスタイリング剤をご紹介しています!
これじゃなきゃダメ!って感じのスタイリング剤ではないですが、使いやすさに焦点を当ててピックアップしているのでぜひ参考にしてみてください。
Q8.不器用でヘアアレンジが出来ないのですが、どうすれば出来るようになりますか?
こればっかりは慣れでしかないですね。
最近だとYouTubeやインスタグラムでスタイリングをレクチャーされている方も多いので参考にされてみてはいかがでしょうか?今度分かりやすく解説されているアカウントを紹介しますね♪
Q9.髪が傷んでしまうのが怖くてストレートアイロンなどは使いたくありません。
使っても全く傷まないということはないし、そんなアイロンは存在しないですが、ヘアケア方面に優れたヘアアイロンやなるべく傷めないようなアイロン方法はあるのでそちらを実践されてみてはいかがでしょうか?
一年中ヘアアイロンを使ってくせ毛を伸ばしているようなら断然縮毛矯正の方が傷まない且つ朝が楽だし、時間の節約にもなりますよ♪
Q10.ヘアアイロンのオススメはありますか?
もちろんあります!
使用用途や髪型、アイロンの価格帯などにいくつかピックアップしているので参考にしてみてください♪
Q11.ドライヤーの良し悪しで湿気には強くなりますか?
とんでもない湿気だったら良いドライヤーもかたなしですが、ある程度の湿気レベルなら良いドライヤーを使うだけでも髪の広がりやパサつきはだいぶ軽減されますよ♪
髪がうねるのは髪内部の水分と油分のバランスが崩れてしまうことが原因なので、髪に必要な油分や水分をキープして潤いや柔らかさを残したまま乾かすことの出来るドライヤーは湿気対策としても優秀です♪