縮毛矯正とストレートパーマの違いとは。効果や値段、失敗しないための注意点。
こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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今回は縮毛矯正とストレートパーマについてお話ししていきますね!
【くせ毛対策】縮毛矯正とストレートパーマの違いとは?
みなさんは『縮毛矯正とストレートパーマって何が違うの?』と問われたら、その違いをはっきりと説明することができるでしょうか?
そもそも、縮毛矯正とストレートパーマって呼び方が違うだけで中身は同じなんじゃないの?って思った人も多いはず。
縮毛矯正とストレートパーマは、似ているようで実は全くの別物。
縮毛矯正は「くせ毛を半永久的にストレートにする技術」で、ストレートパーマとは「パーマ落とし」なんですよね。
どちらもストレートにする技術という意味では変わりないのですが、縮毛矯正はくせ毛に作用して、ストレートパーマはパーマに作用するという違いがあります。
そう、ストレートパーマはくせ毛には作用しないのでくせ毛さんにはほぼ効果がないと言っても過言ではありません。
ストパーはくせ毛には効果がない?
くせ毛にストパーを推奨していない理由として「くせ毛がストレートパーマをかけるべきではない4つの理由」にて詳しく説明していますが、くせ毛にストレートパーマは効果はありません。
断言します!くせ毛にストレートパーマは無意味です!
ストレートパーマとはかけたパーマを取りまっすぐにする技術で、縮毛矯正のように元々のくせ毛をまっすぐにする技術ではありません。
よく「くせ毛だからストパーをかけたい」という方がいますが、くせ毛にストレートパーマをしても抑えられる期間なんてせいぜい1週間程度。
大抵は一回シャンプーをすれば、ほとんどかける前と変わらない状態へと戻ってしまうというのが現実です。
むしろ、施術のダメージはしっかりと髪に蓄積してしまうことになるので、傷んで終わりが関の山ですね。。。汗
ストレートパーマは、パーマを落とすことはできてもくせ毛をストレートにすることはできません。
なので、パーマをかける以前から元々髪にクセがあった場合は、パーマは取れてもくせ毛だけ残るということになります。
多少のクセの減力やボリュームダウンの効果は見込めますが、
前述したように一時的なものなので、くせ毛の方がストレートヘアにしたい場合は縮毛矯正が適しています。
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縮毛矯正のストレートパーマはどちらが痛む?
一度の施術で見れば縮毛矯正の方がダメージが大きいです。
これはその行程の違いに所以するのですが、まずストレートパーマは以下の行程で施術。
[box class=”green_box” title=”ストレートパーマの施術工程”]
- 1剤塗布
- 還元放置
- 流し
- 2剤塗布
- 酸化放置
- 2剤流し
- ドライ(仕上げ)[/box]
次いで縮毛矯正は以下の行程での施術となります。
[box class=”green_box” title=”縮毛矯正の施術工程”]
- 1剤塗布
- 還元放置
- 流し
- ドライ
- アイロン
- 2剤塗布
- 酸化放置
- 2剤流し
- ドライ(仕上げ)
[/box]
両者の違いにお気づきでしょうか?
画像赤枠で囲っている部分に違いがあり、縮毛矯正はストレートパーマの行程に熱処理(180度前後のアイロンでスルー)が加わります。
この行程が加わることで髪にかなりの負担を与えてしまうことになるし、薬剤自体も比較的ストパーの方が優しめな場合が多いです。(薬剤はどちらも同じものを使用する美容師さんも多いようですが。)
ただ、一回の施術で見れば縮毛矯正の方がストレートパーマより痛み自体は少ない半面、縮毛矯正には「くせ毛を半永久的にストレートヘアにする」という強みがあります。
ストレートパーマは基本的にはパーマ落としで、くせ毛をストレートにする効果はなく、できて一時的な減力とボリュームダウン。
くせ毛を対象とするとダメージ相当分のメリットの回収は難しいです。
加えて、髪のダメージと髪の綺麗さはイコールではありません。
実例紹介1
この実例は、くせ毛を活かしたヘアスタイルから縮毛矯正をかけたストレートヘアに移行したものですね。
以前から僕が担当させていただいていてくせ毛を活かすカットをしていたのですが、生活環境が変わるし、心機一転縮毛矯正をかけたいと路線変更。
ずっとショートボブを小まめにカットして維持していたのですが、縮毛矯正をかけるということで我慢して伸ばしてから来てくださいました。
もはや扱いきれずにボサボサになってしまっているBefore、縮毛矯正をかけて確実に傷んではいるはず、だけど綺麗なAfter。
実例紹介2
この実例は繰り返すブリーチと黒染めを繰り返してすでにめちゃくちゃ傷んでいる髪への縮毛矯正でした。
Before写真よりもAfterよりも縮毛矯正分のダメージが確実に加算されています。
つまりはBeforeよりもAfterの方が傷んでいるわけです。当たり前ですけどね(笑)
あなたの目にはどう見えますか?
論より証拠で実際僕が施術させていただいた縮毛矯正のビフォーアフターですが、AFTERの方が確実に傷んでいますが綺麗に見えますよね。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]これが、髪のダメージと髪の綺麗さはイコールじゃないよということです。 [/voice]
まっすぐは嫌だから縮毛矯正ではなくてストパーをしてほしい!
こういう要望もあったりはするし、くせ毛の方は実際に美容師さんにオーダーしたことがある方もいるかもしれません。
これって「かけたけどすぐ取れちゃった」とか「意味なかった」とかに直結します。
何度も言いますが、ストパーはパーマ落としでくせ毛には効果がありません!
くせ毛をどうにかしたくてストパーをかけるくらいなら、施術時に髪に塗布する一剤の強さや熱処理の負担を減らして、
クセを少し残しめに縮毛矯正をかける方がまだマシかな・・・
(僕的には この手法はあまり安定感がないのでオススメではありませんが)
料金にも大きく違いがあり、行程が多く時間のかかる縮毛矯正の方が料金は高いです。
それも縮毛矯正ではなく、ストレートパーマをしてしまう要因の一つなようです。
しかし、ヘアケア面だけではなく、あまり効果がないストパーではなく長く持続する縮毛矯正をかけた方が長い目で見ればお財布にも優しいはず。
くせ毛をストレートにするって1、2週間マシになればいいといった類のものではなく、長期的に考えるべきものだと思うので表面的な安さに惑わされないようにプランニングしていきましょう。
ただ名前が違うだけ?
「【マツコ会議】高級美髪サロンの髪質改善トリートメントとは?」でも少し触れていますが、美容室のメニュー名にはほとんど縛りがありません。
正確にはストレートパーマと縮毛矯正は別物ですが、
縮毛矯正をストレートパーマをはじめとした〇〇ストレート、髪質改善など、どちらとも付かない名前でメニューにしている美容室も多く、メニューの名前に関してはそのお店の自由なのです。
お客さんの立場からすると紛らわしいですよね(笑)
名前だけではそのどちらかなのか?
を判断することは難しいので、事前に美容師さんに確認することをオススメします。
念のため、二つの行程の違いとしては、縮毛矯正はアイロン有り、ストレートパーマはアイロン無し、なので悪しからず。
今までかけたものにアイロン行程があったかを思い出してみてください。
縮毛矯正をかけたのに「かけてもすぐに取れた」「意味がなかった」と言う人は、それはもしかしたら縮毛矯正ではなくストパーだったのかもしれません。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]縮毛矯正とストパーの違い、しっかり理解できたかな?[/voice]
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今日はこんなん。ほいじゃね♪