縮毛矯正をしてもボリュームが落ちてペタンコにならないのはどうして?
ども、くせ毛マイスター野坂信二(@kusegemeister)です。
YouTubeのコメントで質問を頂いたので、お答えしていきます♪
縮毛矯正をしてもボリュームが落ちてペタンコにならないのはどうして?
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/DSC_0078_01.jpg” name=”.ネネ” type=”l”]私の髪は、毛量多め、毛の太さは普通、うねりは少しだけ強めです。
縮毛矯正は半年に一回のペースでかけています。
縮毛矯正をかけている友人を見ると、サラサラでトップ?の部分がペタンコなのですが、私はそうはならないんです。
毛量が多いせいなのか、縮毛矯正専門店!!みたいな美容院で縮毛をかけても、かけてから1週間くらいはサラサラペタンコなのですが、1週間過ぎるとハチ?の部分、サイドの髪の毛がすごい浮いてくるんです…
毛は直毛になるんですけど、広がりが出てきちゃうんです。
髪が広がるので、梳いてほしいとお願いするのですが、逆に浮きますよと言われ、いつも梳いてくれません。 いやいや、梳かなくても浮いてるから梳いてよ!!!って思うんです…。
だから、髪はおろせません…。
髪をカットしたいって思っても、乾かした後にハチ周りがすごい浮くので恥ずかしくて美容院にも行けません。 縮毛矯正目的でしか行けません。
どうすればいいのでしょうか??
縮毛矯正をした後に中の方を梳いてもらって、外側は重め?にカットしてもらったら多少は広がりや浮きがおさまるでしょうか?[/voice]
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]えーと、髪の毛の乾かし方を変えるといいですよ。
ボリュームを抑えようとすると、逆にハチ部分のハリが目立って頭が四角く、大きく見えてしまうんです。
なので、頭のてっぺんの髪の毛を右から左、左から右へといろんな方向へ根元をダイナミックに振って乾かしてみてください。
そしたら、てっぺんがふんわりするはずです。
『それじゃ逆にボリューム出ちゃうじゃん!』と思うかもしれないけど、TOPにボリューム出すことで視覚的な効果で頭が小さく見えるんです。
あとは分け目を変えることでもTOPがふんわりします。
カットでどうにかするのはかなり上手な方でないと無理なので、あまりそういうオーダーはしない方がいいです。9割方後悔する結果になると思います。 乾かし方はそのうち動画をUPしたいと思います。[/voice]
縮毛矯正をかけてもペタンコにならない理由とは?
友達がかけた縮毛矯正はペタンコになるのに、なんで私はならないの???
それの原因はいくつか考えられます。
僕が考えるその原因は、、、
- 髪質が原因説
- 実は、しっかりクセが伸びていない説
- ダメージやカットで広がってしまっている説
ですね。実際に見てみたら違う!なんてこともあるかもしれないけど、予測はこんな感じですね!
細かく説明していきます。
①髪質が原因説
私の髪は、毛量多め、毛の太さは普通、うねりは少しだけ強めです。
縮毛矯正は半年に一回のペースでかけています。
縮毛矯正をかけている友人を見ると、サラサラでトップ?の部分がペタンコなのですが、私はそうはならないんです。
ご本人も、その友人と自分の髪質の違いは理解されているようですね。
縮毛矯正はくせ毛をストレートにする技術なので、『くせ毛』以外の髪質を変えることは基本的にできません。
[kanren postid=”381″]
癖を伸ばしたことによって、手触りがよくなったり、髪の毛が柔らかくなったり、2次・3次的な作用はあるにはあるけど、基本的にはくせ毛をストレートに伸ばすだけ。
文中にもあるような、毛量や髪の太さなどには変化はありません。
で、ここで主に関係しているのは『髪の量』ですよね。
髪の量が多い方は、髪の量が少ない方と比べると縮毛矯正がしっかりかかっていてもボリュームは出て見えてしまう。これは仕方のないことですね。
これはデメリットのようにも思えるかもしれませんが、逆に縮毛矯正をかけるとペタンコになり過ぎてしまうのが悩みの方も数多くいるんです。
要は捉え方しだいだということですね。
ペタンコにならない人も、なり過ぎてしまう人も、それぞれ別々の解決の手段があって、ある程度は『そう見えない』ようにすることは可能です。
②実は、しっかりクセが伸びていない説
毛量が多いせいなのか、縮毛矯正専門店!!みたいな美容院で縮毛をかけても、かけてから1週間くらいはサラサラペタンコなのですが、1週間過ぎるとハチ?の部分、サイドの髪の毛がすごい浮いてくるんです…
毛は直毛になるんですけど、広がりが出てきちゃうんです。
今回質問して頂いた方に当てはまるかどうかはなんとも言えないですが、実は縮毛矯正がしっかりかかっていないというパターンもあります。
いくら癖が強くても1週間で根元が浮いてきてってのは、いくらなんでも早すぎる気がしないでもないですね。
これも感じ方は個人差があるので、その方がそう思えばそれまで感も否めないのですが(笑)
縮毛矯正かけたての1週間ほどは、縮毛矯正剤に配合されているトリートメント剤や同時に行うトリートメントの効果でクセが伸びたように見えるという現象もよく起こります。
この場合は、シャンプーを繰り返してそのトリートメント剤やコーティング剤が髪から剥がれ落ちると、クセが出てきてしまうという、
今回相談された方のようなパターンに陥ってしまうようです。
③ダメージやカットで広がってしまっている説
あとは、縮毛矯正をはじめとするカラーやパーマなどのその他の薬剤を使う施術のダメージや普段のヘアアイロンやドライヤーなどのダメージ、
ヘアスタイルや髪質、状態に合わないカットを施されている場合も広がりの一因になってしまいますね。
ダメージやカットで広がってしまっている場合は、縮毛矯正では解決することができません。
逆に、縮毛矯正で解決できる問題はカットやトリートメントでは解決することができません。
何にでも言えることなのですが、原因に対する解決策が合っていないと、2次、3次的な悩みが発生してしまうんです。
もし、『梳き過ぎ』などで広がりが出てしまっているパターンなんか典型的なソレですよね。広がるから梳いたらもっと広がる、みたいな。
内側を梳いて、外側を重く残せば解決できる???
縮毛矯正をかけていたり、くせ毛だったり、髪の毛が多かったり、そんな方はこういうカットを施されてしまいがち。
これが絶対的にNGなカットとは言わないけど、色々な弊害を生んでしまうことが多いので、僕個人としてはあまりオススメできる方法ではないですね。
髪が広がるので、梳いてほしいとお願いするのですが、逆に浮きますよと言われ、いつも梳いてくれません。 いやいや、梳かなくても浮いてるから梳いてよ!!!って思うんです…。
うーん….。
この場合、結ぶ前提のカットを良しとするかどうかですね。
「カットしようがしなかろうが、どっちみち結ぶんだからこれで広がるとかどうとか関係ねーんだよ!」ってことですね。うん、大いに一理あると思います!
確かに結ぶことを前提とするならば、単純に髪が減るし、乾かすのが早くなるので梳くことの恩恵もあるとは思います。
ただ、これがより髪のパサつきや広がりを悪化させ、理想の髪の状態になるまでの道のりを遠くしてしまう原因にもなりかねないのが悩ましいところ。
[aside type=”normal”]
やはり悩みの原因を見つけ、それに対する適切な解決策を提案し、それに向けての長期的なプロセスを考えることが何よりも大切なんですよね。[/aside]
解決のために僕が提案するのは『乾かした方』の改善です。
その乾かし方とは、『ボリュームを出すように乾かす』です!
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/DSC_0078_01.jpg” name=”くせ毛さん” type=”l”]いやいや・・・ボリュームを出したいんじゃなくて抑えたいんだけど?
それじゃ抑えるどころか悪化するじゃん・・・。[/voice]
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]いやいや。
実はその『ボリュームを抑えよう!』という意識が、逆に悪化させてしまっている人かなりの割合でいるんですよね。[/voice]
目の錯覚を利用する
くせ毛、髪の毛の量の多いなどが理由で、髪のボリュームや広がりなどが気になる方ってみんな同じような方法で髪の毛を乾かしているんですよね。
その乾かし方っていうのが上からドライヤーを当てて、髪の毛を引っ張りながら乾かすというもの。
「この乾かし方をするとボリュームが落ち着くよー。」と美容師さんに教えてもらったからしてるって方が非常に多いのですが、僕はこれに異議を申し立てる!
僕自身くせ毛のお客さんが100%なのにも関わらず、仕上げで引っ張りながら乾かすということを一切しません。
むしろ「乾かす時に引っ張らないように気をつけてくださいねー。」と言っているくらいだ。
僕が乾かす時に重要視しているポイント、、、それは根元を立ち上がらせるように乾かすということ。
ますますどういうことやねん!と思う方も多いかもしれない。これは日本人の頭いわゆるハチ張り絶壁の四角い頭の人がとても多い。
これを解決させるのってTOPにボリュームを持たせることなんですよね。
これをしたからってハチのボリュームがなくなるわけでもないし、根本的な解決には一切なってないんですよね(笑)
でも、TOPにボリュームが出て、ひし形のシルエットが整うことで、ボリュームがなく見えちゃうんです。
ヘアスタイルにおいては、実際がどうこうよりも『どう見えるか』の方が100倍大事なので、目の錯覚だろうがなんだろうが、
乾かし方を変えるだけで良く見えるのであればそれでいいんじゃないかな、と思います(笑)
この辺のことは文字だと分かりづらいので、後ほど画像やら動画やらで追記させていただきます!
この記事の動画版はこちら
何はともあれ適切な縮毛矯正とカットが大前提。
[box class=”gray_box” title=”縮毛矯正における基本的な情報はこちらを。”][kanren postid=”1305,711,821,786″][/box]
[box class=”gray_box” title=”縮毛矯正の施術実例も紹介しています。”][kanren postid=”1892,1434,722,444″][/box]
今日はこんなん。ほいじゃね♪