【年代別】10代学生〜社会人が押さえておくべきヘアケア6つのポイント
こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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今回は10代〜社会人までの方が注意すべきヘアケアのポイントを解説していきます!
【年代別】10代学生〜社会人が押さえておくべきヘアケア6つのポイント
10代の学生さんや社会人になるまで、そして成り立てだって髪の毛は綺麗にしていたいですよね♪
20歳付近をラインに徐々に髪質は『老化』を始めます。
あー、あまり怖がらないでくださいね。自分でも実感できるレベルのものは30代半ば以降になるでしょう。
髪の老化現象とは、髪にハリコシがなくなったり、やせ細ってしまったり、量自体が少なくなってしまったり、様々な変化があります。
10代前後ではまだ髪がしっかり強いとはいえ、あまり粗雑に扱えかば髪はすぐボロボロになってしまうのでこの記事を読んでしっかりと勉強してくださいね。
とはいえ、その世代の皆さんは『あまりお金に余裕がない』というところも共通点の一つにあげられると思います。
もちろんその辺も考慮した内容になっていますので、よろしくお願いします♪
[box class=”gray_box” title=”【10代学生〜社会人向け】押さえておくべきヘアケアのポイント”]
- ヘアケアの基礎知識
- ファーストカラーの重要性
- セルフカラーのメリットとデメリット
- ブリーチと黒染めについて
- 使うヘアケア用品について
- 使うスタイリングアイテムについて[/box]
です。
では詳しく解説していきますね♪
ヘアケアの基礎知識
まずはヘアケアの基本的なことを押さえておきましょう。
ここを100%理解できれば、世の中に溢れている嘘の謳い文句に騙されることがなくなるはずです。
髪の毛はトリートメントをしても治らない。
毛髪は『死滅細胞』といって死んだ細胞で構成されています。もともと皮膚が形を変えたものの一つが『毛髪』。
そして、『爪』も皮膚が変形した死滅細胞。皮膚科学の分野では皮膚と毛髪の違いは紙一重なんです。
皮膚はターンオーバーという形で一定期間で皮膚が入れ替わるので、内部の細胞が破壊されていなければ傷がついても治ります。
でも、爪や毛髪はそうはいかないのです。
傷がつけば、ずっとそのまま。治ることは永久にありません。
それはどんな高価なトリートメントをしても、どんなに口コミの良いシャンプーを使っても同じで、カラーやパーマなどによって受けたダメージを治すことは今の科学力ではできないことが立証されています。
ヘアケア商品の謳い文句で、補修、修復、蘇る…といったものをよく目にすると思いますが、表現の裏をついた巧妙なウソ。
トリートメントをしてもカラーやパーマなどのダメージが治ったり、それらをなかったものになどできません。
ただ、【綺麗に見せているだけ】。
女性であれば、『ファンデーションと同じ』といえば合点がいくでしょう。
ファンデーションは肌を綺麗に見せる効果はありますが、その代償として皮膚に少なからず負担があります。
ファンデーションを塗ったから肌質がよくなるわけじゃないですよね。良く見えるだけ。
要は、誤魔化しなのです。
[box class=”gray_box” title=”ヘアケアの基礎をもっと詳しく”]
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ファーストカラーの重要性とヘアカラーとダメージの関係についての理解
カラーダメージと二つのタイプに違うカラーリング
この世代で初めてヘアカラーをするという方が大半でしょう。
もし、髪を綺麗に保ちたいのであれば、このファーストカラーは非常に重要な立ち位置にあるのです。
前述したようにカラーをすれば当然髪はダメージします。
いくらダメージレスを謳っていようが、『痛まない』など夢幻とご理解ください。
カラーをする場合、好みによりざっくり二つに枝分かれします。
それは、定期的に毛先までのメンテナンスが必要なトレンド重視のヘアカラーか定期的な根本染めで作る質重視のヘアカラーなのか。
それを理解するにはヘアカラーとダメージの関係についての理解が必要です。
髪は減点法で傷んでいく。
何度も言うように髪は死んだ細胞なので、一度だめダメージを受けたら治ることはありません。
つまりは傷んでいくたびに髪のHPが徐々に減っていという減点方式で考えるとすごくシンプルです。
カラーとダメージの関係について、かなり簡略化してますが図で説明していきます。
まず、髪のHPを100として、カラー一回のダメージを10とします。
毎回根元のリタッチのみを繰り返してきた髪を図にするとこう。↓
次に、毎回根元から毛先までの全体染めをしてきた髪はこうなります。↓
一回のダメージはそれほどでも繰り返せば繰り返す分だけ、根元から毛先にかけて髪のダメージが増えてしまっているのがわかると思います。
これはカラー以外のダメージが全くのゼロという、現実離れしたものになっていますが、
本来であれば、ここに縮毛矯正やパーマなどのケミカルダメージやドライヤーやコテなどのダメージも加わってきます。
一ヶ月に1cm前後しか伸びない髪が、何年も減点を繰り返していけば、毛先の方が傷んでしまうのも頷けますよね。
定期的に毛先までのメンテナンスが必要なトレンド重視のヘアカラー
定期的に毛先までの全体カラーをしなければ綺麗な色味が保てないトレンドカラーは、ある程度のダメージは覚悟しなければなりません。
加えて、現在のトレンドは『透明感』『抜け感』『外国人風』など、基本的にアッシュ(青)系をベースとしたヘアカラーが多いのですが、
日本人の髪は赤味が強いので、どうしてもその赤味を抜くためには髪に高負担の薬剤を使用する必要があります。
定期的な根元染めでつくる質重視のヘアカラー
逆に質重視のヘアカラーは、上手にコントロールすれば根元だけのカラーリングで綺麗な色を維持することが可能なので、髪質を良い状態に保つことができます。
ただ、アッシュ系の透明感のあるカラーリングや毎回のカラーチェンジなど、ヘアカラーを思う存分楽しめないことがデメリットとして挙げられます。
リタッチだけでも綺麗な色味を保つには、【色抜けを前提としたカラーリング技術】が必須となります。
髪には、染色した色味が抜けても綺麗な明るさと染色した色味が抜けたら汚くなってしまう明るさのボーダーラインが個人個人で設定されています。
それを見極め、髪質に合わせたカラー剤の選定と塗布技術によってリタッチだけで綺麗な質重視のカラーリングをすることができます。
だからこそ人生初のカラーリングが重要なんだ。
その髪色のボーダーラインがあるからこそ、質重視でカラーをしていきたい方は人生初のカラーリングは非常に重要な立ち位置にいます。
トレンド重視のカラーリングの方は重要じゃないというわけじゃなく、質重視のカラーリングはトレンド重視のカラーリングと違ってよりカラーの回数を少なくした方が質を保てるので、
ファーストカラーで色味を綺麗に保てるボーダーラインを越える明るさにしてしまった場合、後々修正として毛先までのカラーリングをすることになるので、
必要のない髪の負担が生まれてしまうことになってしまいます。
セルフカラーのメリットとデメリット
金銭的余裕のないこの世代はドラッグストアで売っているカラー剤に手を出しがち。
僕にも当然経験があります。
仕方ないっちゃ仕方ないですよね。
でもただ一つ覚えていて欲しいのが、セルフカラーには時短以外のメリットはありません。
[box class=”gray_box” title=”セルフカラーのデメリット”]
- 美容室で染めるよりも確実にダメージが大きい
- 色ムラになり、綺麗な色には染まらない
- 色抜けが早い[/box]
と色に焦点を当ててもこれだけあるし、実はもっとたくさんの弊害があります。。。汗
セルフカラーではモデルさんやインスタグラムでよく目にする素敵なカラーリングになることは100%ないので、できる限りやらないことをオススメします。
ブリーチと黒染めについて。
カラーリングで髪を傷める最たるものはブリーチです。そして、それに対をなす黒染めは弊害オブ弊害。
ブリーチオンカラーをした場合、一週間すら色持ちしないと考えた方がいいでしょう。。。汗
ブリーチしながら綺麗な髪色を維持していくには担当の美容師さんとの二人三脚なくして実現はできません。
そして、黒染めをしたら向こう数年間は自分のしたいカラーリングができなくなってしまう可能性がとても高いです。
ブリーチと黒染めをする際は、絶対に美容師さんと相談して決めてね。
[box class=”gray_box” title=”ブリーチに関する詳しい記事はこちら。”]
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使うヘアケア用品について
なかなかサロン専売品のシャンプーを使うことは難しいかもしれません。
ただぶっちゃけると、ドラッグストアで販売しているレベルのシャンプーに良いものは全くないです。
ただこの世代は、髪も強く、カラーやパーマなどのケミカルダメージも少ない場合が多いので美容専売品のシャンプーじゃないと綺麗な髪が維持できないという訳ではありません。
ただ粗悪すぎるシャンプーは髪を台無しにするのでマジでやめた方がいい。
それでも大学生以上だとバイトをしていたり、自分に使うお金も増えるので一つのシャンプーをオススメします。
2万円の高級シャンプーFlowersです。
[box class=”gray_box” title=”Flowersの詳しい記事はこちら”]
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『たかっ!』という反応をする方も多いですが、ヘアケアに精通した美容師さんが担当しながらこのFlowersを使用すれば年間の髪にかかるお金はむしろ減ります。
実際に僕の顧客のみなさんがそうですからね。
大学生以下の方でもFlowersを愛用している方が多く、僕の時代よりもみんなお金持っているんだなぁと関心しています。笑
そして、Flowersを使う人も使わない人もオススメするトリートメントがこちら。
[box class=”gray_box” title=”これさえ持ってればOKなトリートメント”]
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ゴールデンホホバオイルです。
洗い流さないトリートメントに関しては、ジプシーになっている方がとっても多い。
1本使い切る前に次、また次と中途半端に入った容器が散乱していませんか???
このホホバオイルでそれに終止符を打ちましょう。その悩む時間とかけるお金がもったいなさすぎる!
使うスタイリングアイテムについて
アイロン、コテの使用上の注意点
ストレートアイロンやコテを使ってスタイリングする方も多いと思います。
それらを使う際にはいくつか気をつけなければならないポイントがあります。
[box class=”gray_box” title=”アイロン、コテの使用上の注意点”]
- しっかりと乾いた状態の髪に使用すること
- 温度は130度以下で使用すること[/box]
です。
しっかり乾いた状態の髪に使用すること
濡れた状態で高温のアイロンを使ってしまうと、『水蒸気爆発』といって髪レベルの話で言えば、文字通り髪内部の水分が一気に蒸発して髪が大きく損傷してしまいます。
ましてや、乾いていない状態で使用してもうまく癖づけることはできないのでただただ痛めてしまうだけ、ということになりかねませんのでご注意くださいね。
温度は130度前後で使用すること
髪はタンパク質でできているので、高い熱を当てるとタンパク変性といって硬くなってしまいます。
お肉や卵を焼くと硬くなるのと同じ原理ですね。
その焼いたお肉や卵を、また生の状態に戻せないのと同じように、一度タンパク変性の影響で硬くなってしまった髪は硬くなってしまったまま元に戻すことはできません。
髪の場合、タンパク変性を引き起こす温度が130度前後とされています。
逆にいってしまえば、それ以下の温度であればタンパク変性が起きにくいということなので、髪質をなるべく良い状態で保っていたい方は低めな温度で使用することをオススメします!
オススメのストレートアイロンとコテを紹介します。
コスパが高くて高性能なアイロンたちです。
[box class=”gray_box” title=”サロニアに関する詳しい記事はこちら”]
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ちなみにストレートアイロンに関しては、もう少しお金出せるから良いのを。という方はこちらがオススメ。
[box class=”gray_box” title=”ラディアントに関する詳しい記事はこちら”]
[kanren postid=”2062,1594″][/box]
このような製品は数え切れない数が出回っているので、選ぶに選べないですよね。
プロとして毎日様々な製品を手にしてきましたが、高ければ良いというものでもないし、安いだけで使い物にならないとなる訳でもないあたり、
ただ高いものを買えばいい!では済まないから、素人さんが良い商品にたどり着くには難易度が高め。
でもこれらは僕が自信を持ってオススメするのでぜひ使ってくださいね。
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今日はこんなん。ほいじゃね♪