くせ毛が落ち着く?ヘナ髪質改善トリートメントは効果的です。

こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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世の中にはいろいろなくせ毛への対処法がありますが、ヘナ(ハーブトリートメント)はとても有効ですよ!
なぜヘナがくせ毛に効果的なのか、そしてヘナトリートメントをする際の注意事項などをお伝えしていきます。
くせ毛にヘナ(ハーブトリートメント)が効果的な理由
くせ毛にヘナが効果的な理由は大きく分けて2つ存在します。
[box class=”green_box” title=””]
- 髪の穴埋めによる歪み補正
- 疎水化による水分コントロール能力向上[/box]
一つずつ解説していきますね。
髪の穴埋めによる歪み補正
くせ毛はなんでうねりや縮れがあると思いますか?
それは髪の中のコルテックスに歪みがあるからなんです。
コルテックスとは、三層に別れる毛髪の一番多くの割合を占める部分のことで、よく『海苔巻きのご飯の部分』と表現されます。
髪は表面からキューティクル、コルテックス、メデュラと三層になっていて、図で表すとこんな感じですね。
海苔巻きみたいでしょ。笑
このコルテックス部分に歪みが出てしまうからこんな風に髪がうねったり、縮れたりするわけです。
そもそもなんでそんな風にコルテックスに歪みが出てしまうの?という問題があるのですが、僕はその原因を8つに分けて考えています。
それはこの8つ。
[box class=”green_box” title=””]
- 毛穴の形状によるくせ毛
- 遺伝によるくせ毛
- 成長期で出始まるくせ毛
- 髪のダメージによるくせ毛
- ホルモンバランスの変化によるくせ毛
- 髪密度低下によるくせ毛
- 生活習慣の乱れよるくせ毛
- 病気や服用薬によるくせ毛[/box]
そして、1〜3を先天的くせ毛、4〜8を後天的くせ毛としています。
詳しくは『【くせ毛の基礎知識】くせ毛・天パになる8つの原因とは?』に記載していますので、興味のある方はお読みください。
さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、本題です。
ヘナのローソニアという色素成分が髪に吸着、そして定着する作用があり、その成分がくせ毛での原因であるコルテックスの歪みを解消してくれる働きがあります。
イメージとしては空気が抜けてふにゃふにゃな風船に、しっかり空気を入れて張りのある綺麗な丸になるようなイメージですね。
くせ毛のコルテックスは中のタンパク質の歪みによって、空洞ができ、髪の中に存在するべき水分や油分がキューティクルから流出しやすいのです。
艶がなかったり、パサパサと乾燥していたり、空気中の湿気に反応してブローで伸ばしたはずのくせ毛がクルクルと出てきてしまうのはこれが原因。
ヘナは、髪に吸着・定着することで髪の水分と油分の流出を防いでくれるというわけです。
これってくせ毛にはもちろん、ダメージを受けた髪にもとても有効的で
髪は、カラーやパーマ、縮毛矯正。普段のドライヤーやコテ、アイロン、紫外線などの影響でダメージを受けることで、髪内外のタンパク質が損傷し、ダメージホールという穴ぼこだらけの状態になってしまいます。
髪が穴ぼこだらけになってしまうことで、必要な水分・油分の保持ができなくなり、乾燥や広がりに繋がり、いわゆる名実ともに『痛んだ髪』になってしまいます。
その穴埋めも同じ原理でヘナで補うことができます。くせ毛って、髪が痛んだ状態と少し似ているんですよ。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]ダメージなどが原因の後天的くせ毛ってまさにこういうこと。[/voice]
疎水化による水分コントロール能力向上
健康な髪は『疎水』、傷んだ髪は『親水』という状態にあります。
先ほど傷んだ髪とくせ毛は似ているという話をしましたが、それはこれからお話するものも一緒。
疎水とは
水が馴染みにくく、反対に油が馴染みやすい状態。
親水とは
水が馴染みやすく、反対に油が馴染みにくい状態。
なんて説明ではよくわからないと思うので、もう少し髪と日常生活に置き換えて説明していくと
[box class=”gray_box” title=”水に馴染みやすいと…]
- 髪がめちゃくちゃ水を吸うので湿気に弱い
- 同じ理由でドライヤーで乾かすのに時間がかかる[/box]
[box class=”gray_box” title=”油が馴染みにくいと…]
- 乾かすでパサパサで艶が出ない
- トリートメント、コンディショナーの効果が薄い[/box]
というかなり散々な結果になってしまいます。
ヘナは、正常値である弱酸性から傷んでアルカリ性に傾いてしまった髪を、本来の弱酸性戻し、疎水化させていく効果があります。
だから
[box class=”gray_box” title=””]
- 湿気に強くなる!
- ドライヤーで乾くのが早くなる!
- ハリコシが出る!
- トリートメント、コンディショーが効果的に働き艶が出る![/box]
などの効果があります。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]これらの働きで弱いくせ毛の方なら縮毛矯正をかけなくて済むようになるという方もいます。[/voice]
ヘナ(ハーブ)系の髪質改善のデメリット
うおーーーーヘナすげぇ!やりたい!
とここまで読んでくれた方はなっているかと思いますが、この後もしっかりと読んで自分に合うかどうかを判断してくださいね。
そう、ヘナには人によって極端に合う人と合わない人がいるのです。。。
ヘナでの髪質改善をする際の注意点とデメリットは次の通り。
[box class=”green_box” title=””]
- 一回だけでは効果が薄く、続けることが前提。
- 髪がオレンジ色になる。
- 髪の色味チェンジができない。
- 髪が明るくできない。
- シャンプー、トリートメントは指定のものを。[/box]
続けることが前提のトリートメント
まぁこれは良いですよね。
よくある美容室のトリートメントは外身をコーティングすることで見た目と手触りをよくするものが大半ですが、ヘナでの髪質改善はほぼ全て髪の内側に作用するもの。
一朝一夕では、その効果を最大限に発揮することは難しいので、ある程度定期的にすることが前提条件となります。
その頻度に関しては、くせ毛の状態や強さ、髪のダメージ状況などなど様々な要因によるので事前に美容師さんと計画を立てることが望ましいです!
カラーとの相性がすこぶる悪い。
カラーリングとの相性があまり良くないです。
最初の方に「ヘナのローソニアという色素成分が髪に吸着、そして定着する作用があり…」と言っていますよね。
ローソニアという色素成分が、と。笑
そう、このヘナのトリートメント作用を持つ成分はオレンジ色の色素成分なのです。
なので、ヘナでの髪質改善をすると髪がオレンジ色に着色されます。
と言ってもヘナ自体に髪を明るくする作用はないので、真オレンジになるのは白髪の方だけになりますが、黒髪の方や茶髪の方は赤みのある髪になります。
アッシュとかベージュとかそういうのは完全に無理なので、ヘナで髪質改善をする場合には諦めるしかありません。
青の色素を持つハーブ、インディゴを組み合わせることでオレンジをブラウンにすることまではできますが、通常のカラーリングと比べるとできる髪色は極端に低い。
そしてインディゴを使う場合には、今後髪を明るくすることができなくなってしまうという制約も付け加わってしまうので、これも使用には注意が必要。美容師さんとの相談は必須要項ですね。
ハーブ髪質改善が合う人と合わない人
僕がこれまでカウンセリングして断念された方は、ほぼカラーリングとの相性の悪さが原因。効果は最高なんですけど、自然のものだから仕方がないですね。笑
まとめるとこんな感じ。
[box class=”gray_box” title=”髪質改善が合う人”]
- 髪の毛を本質的に綺麗にしたい
- 縮毛矯正を辞めたい
- 髪の毛が痛んでいる
- 髪色にあまりこだわりがなく、カラーチェンジを基本的にしない
- 6〜8レベルのダークトーンを維持したい
- 毛先の色落ちをなくしたい[/box]
[box class=”gray_box” title=”髪質改善が合わない人”]
- 髪の毛を手っ取り早く綺麗にしたい
- 1ヶ月〜1ヶ月半の短期スパンで通えない
- 明るい髪色でいたい
- 明度チェンジ、色味チェンジを頻繁にしたい[/box]
くせ毛を改善したい方への注意点
弱めなくせ毛なら縮毛矯正をやめれる人も、と言うように誰しもが縮毛矯正を辞めれるほど改善されるというわけではありませんのでご注意を。
くせ毛をストレートにしたいなら縮毛矯正が一番の効果的な手段です。
弱いくせ毛で梅雨時期だけ癖が気になる、くらいの方ならヘナで脱縮毛矯正が叶うかもしれませんね。
あと、僕のお客さんで多いのが【くせ毛を活かすカット+ハーブトリートメント】ですね!
くせ毛をハーブで抑えて扱いやすくさせつつ、くせ毛が最大限に素敵に見えるようなカットを施す。くせ毛との共存することを念頭に置いたスタイルです。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]ハーブなしより『くせ毛の嫌な部分』を押さえ込むことができるので、僕はこの組み合わせが一番ハーブの力を引き出せてるなぁと感じます![/voice]
髪質改善に関する質問コーナー
Q1.髪質改善をしたら逆に髪がボロボロになってしまいました。
髪質改善というものを「トリートメントの良いやつ」のように認識している方が美容師、一般の方問わず多いです!
これは間違いで縮毛矯正的な要素もあるので、毛髪診断や薬剤知識がしっかりないと失敗して髪がボロボロになってしまうケースもあります。
おそらく今が髪質改善ブーム最盛期。。。事実が広がりこれ以上失敗が起こらないことを願います。
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Q2.くせ毛を活かすにはどうすればいいですか?
一番いいのはくせ毛に精通した美容師さんに相談することですね。自分のくせ毛を知ることがとても大切。
くせ毛のタイプによって出来ない髪型もあったりするし、出来る髪型に自分がしたいかどうかっていうのも大きな問題の一つですよね〜。
今縮毛矯正をかけている方は、くせ毛を活かすにはくせ毛部分をある程度伸ばしていかないければならない期間もあるのもその場合は根気も必要!
僕の場合はくせ毛を活かす、縮毛矯正を辞めていくにあたって事前のカウンセリングを実施しているのでぜひご相談だけでもいらしてみてください♪
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Q3.髪が傷みやすくなった気がするけど気のせい?
気のせいではないですね。髪は年齢と共にハリコシがなくなり外的刺激から弱くなってしまいます。
加えて毎月白髪染めをする方もとても多いので髪が弱くなったなっただけでなく、ダメージしてしまう機会そのものが増えてしまうケースが多いです。
なるべく傷まないようにケアしていく必要があります!
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Q4.綺麗なロングヘアがキープ出来なくなってしまいました。
なかなか綺麗なロングヘアをキープすることが難しくなってしまいますね。
中でもくせ毛でお悩みの場合は、毎月の白髪染めと数ヶ月に一度縮毛矯正をしていたりすると髪にも相当ダメージが蓄積してしまうのでロングヘアのキープが難しくなります。
カラーも縮毛矯正も美容師の技術力によってダメージを抑えることは出来るのでヘアケアに精通した美容師さんに依頼することも一つですし、ダメージがそこまで気にならないくらい短く切ってしまうのも一つの手です♪
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