【ビビリ毛・根折れ・伸び不足】縮毛矯正失敗の原因・解決・対策を徹底解説!
ども、くせ毛マイスター野坂信二(@kusegemeister)です。
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縮毛矯正の技術って美容師から見ても、結構特殊な技術で上手い人とそうでない人の差があまりにも激しい技術なんです。
それゆえに、事故も起こりやすい。。。
「縮毛矯正 失敗」の検索流入も多いので、この記事を見りゃ万事OKな内容です!
【ビビリ毛・根折れ・伸び不足】縮毛矯正失敗の原因・解決・対策を徹底解説!
縮毛矯正という技術は、くせ毛を半永久的にストレートにする技術。
なので、くせ毛で悩んでいる方は数ヶ月に一度、定期的に長年かけ続けている方がたくさんいるんですよね。
この記事を読まれている方もそういう方が多いんじゃないかな?
縮毛矯正が誕生して20年余り。
初期の方と比べれば、びっくりするくらいの技術革新を遂げてはいるけど、根本的な考え方や行程はほとんど変化はないんですよね。
縮毛矯正黎明期からかけ続けてきた!という方も僕のお客さんには多くて、失敗されたことがないという人の方が極めて稀です。
『くせ毛を半永久的にストレートにする』という髪をそもそもから作り変えてしまうような技術内容は、メリットも大きい代わりにデメリットも大きく、
そして技術格差は広がるばかりで、縮毛矯正の失敗はなくなることはありません。
縮毛矯正の失敗でパターン
縮毛矯正の失敗は大きく3つのパターンに分けることができます。
その3つのパターンのどれかによって、その症状・原因・解決法・対処法はまるで違います。
自分が失敗されてしまわない為に、そして失敗した時に正確に対処できるようになる為にもしっかりと把握しておいたほうがいいでしょう。
縮毛矯正失敗の3つのパターンとは…
[box class=”blue_box” title=”縮毛矯正失敗パターン”]
- ビビリ毛
- 根元折れ・根折れ
- 癖が伸びていない[/box]
の3パターン。
それぞれどんな症状なのか、それの原因やなってしまった時の対処方や解決策、ならないための対策などを解説していきます。
【1】ビビリ毛の場合
・症状
縮毛矯正の失敗の代名詞と呼んでもいいであろうこの『ビビリ毛』。
一口にビビリ毛と言っても、その症状や程度など様々なパターンに分けられます。
ざっくりと『ビビリ毛』を説明いたしますと、めちゃくちゃ痛んだ髪ってことです!ざっくりすぎ?(笑)
この『ビビリ毛』と呼ばれる状態は、髪が髪の形状を保っていられないほどに極端にダメージしてしまった状態のことを指します。
言葉で表すならば、チリチリ・バサバサ・ジリジリって感じで、まさにザ・痛んでます!っていうような状態で、竹箒とかとうもろこしのヒゲとかって表現されることもある。
この竹箒ととうもろこしのヒゲってのにもかなり差を感じるとは思うんだけど、その症状や状態の重・軽度で、そのくらい髪の状態も違うし、
実際にビビリ毛と日々対峙している美容師の立場から言わせてもらうと、うまいこと表現してるなーと思います。
ビジュアルで見せると、、、
こんな感じ。
基本的には、ダメージが原因でなるものなので、毛先部分がこのようになってしまっているケースが多いです。
ビビリ毛になってしまうと、髪の質感がチリチリ・バサバサ・ジリジリになってしまうだけでなく、髪が何倍にも横に広がってしまい、とてもじゃないけど収拾がつけられない状態。
そして、このビビリ毛って乾いている状態と濡れている状態でかなりの差があるんですよね。
乾いているときは、何度も言っているようにチリチリ・バサバサ・ジリジリって感じだけど、濡れている状態は「とろーん」ととろろ昆布のように溶けているような質感に変化するんです。。。
こんな感じにね。
これは、水素結合というのが働いてこうなるんだけど、言うなれば水に濡れたことでより髪が外部の刺激から弱くなって皮一枚で繋がっているような状態。
引っ張ればビヨーーーーーンって伸びて、プチッと切れます。。。
[aside type=”normal”]ビビリ毛の症状とは?まとめ
髪が、髪の形状を保っていられなくなるほど極端にダメージしてしまっている状態。
【乾いている状態】
チリチリ・ジリジリ・バサバサで何倍にも広がる
【乾いている状態】
とろーんととろろ昆布のように溶けているような質感
引っ張るとびよーんと伸びて、プチッと切れる[/aside]
・原因
ビビリ毛になってしまう原因は、過度なダメージです。その要因の第一位はズバリ、縮毛矯正ですね。
強力な薬剤を使い、180度前後の超高温のヘアアイロンでプレス、スルーする言わばダメージの宝庫のようなもの(笑)
最近はなかなか鬼畜な縮毛矯正法なども出回っていたりするので、縮毛矯正スキルのない美容師がドヤって失敗というパターンがかなり多いのが現実。
[box class=”blue_box” title=”ビビリ毛になってしまう原因ランキング”]
- 縮毛矯正での失敗
- デジタルパーマでの失敗
- 自宅でのセルフカラー
- 高温のカールアイロン、ストレートアイロンでのセルフスタイリング
- etc…[/box]
そして、何よりも多いのが【原因×原因】の複合ビビリ毛。。。
意外にも一番注意が必要なのは自宅でのセルフカラーリングだったりします。
僕なんてホームカラーはビビリ毛製造機くらいに思っているし、ホームカラーをされている方は縮毛矯正をお断り、もしくは綺麗にかかりませんよと断言してしまっています。
それくらい自分でカラーリングをしているだけでビビリ毛になってしまうリスクを200%上げてしまうから何ですよね。
自分でカラーリングするのは痛むのは分かっているけど、、、なんて思っている方は即刻やめたほうが良い。時間以外のメリットは皆無です!
百歩譲って、薬剤を使う施術はカラーリングだけで、縮毛矯正もパーマもしませんという方ならやってもいいかなーって感じ。
[aside type=”normal”]ビビリになってしまう原因まとめ
- 過度なダメージが原因
- ビビリ毛になってしまう要因第一位はダントツで縮毛矯正
- 自宅でのセルフカラーはビビリ毛製造機だからやめとけ[/aside]
・ビビリ毛になってしまった時の解決法
ビビリ毛になってしまった場合の解決方法は大きく分けて二つ。
解決方法その1:カット
なってしまった場合の最善の解決方法、その一つは『カット』。つまりビビリ毛部分を切り落としてしまうことです。
まず前提として髪は、死滅細胞で作られていて治ることはありません。
なので、髪が痛んだから、ビビリ毛になってしまったからトリートメントをすれば治るというのは大間違いで、お金と時間をドブに捨てるようなもの。
だからビビリ毛になってしまったら、その部分さえ切ってしまえば万事解決!
なので、何かの理由でカット出来ない、どうしても切りたくない訳ではなければ、ぜひビビリ毛になってしまった部分をカットしてしまうことをオススメします。
このビビリ毛部分は乾けばバサバサ、濡れればとろーん。。。本当に扱いにくくて本当にストレスなんですよね(汗)
でもこのビビリ毛はダメージが原因でなってしまうという性質上、毛先の部分がなってしまうことが大半であれど、
たった一回の縮毛矯正が原因でなってしまうこともあるので、その場合は髪の根元からジリッとしてしまうんですよね。。。
そんな状態に切って解決なんて、坊主にするしかないから全くもって現実的じゃない。
そんな場合には、、、
解決方法その2:ビビリ修正・修繕
これは、かなり特殊な技術で出来る美容師は全体の0.1%もいないと思います。
『修正』と言ってはいるものの、先ほども話したように髪は死滅細胞で出来ているので、一度受けてしまったダメージは何をしても直すことは出来ません。
この『ビビリ修正』という技術は、言わば【髪の整形手術】のようなもの。
『髪を直す』のではなく、『髪を綺麗に見せる・誤魔化す』技術なんですよね。
そして、このビビリ修正という技術は、薬剤を髪に塗って、アイロンを使う、素人からしたら(美容師から見ても)縮毛矯正となんら変わらないんです。
言っても薬剤はもちろん、細かいところは変わってくるので似て非なるもの。でも薬剤とアイロンを使うって時点で少なからず髪の負担になってしまうのは至極当然ですよね。
『修正する技術』といえば聞こえはいいけど、限界を迎えている髪にさらに追い打ちをかけているようなもので、
ビビリ修正という技術は一歩間違えばやる前よりもひどい状態にしてしまいかねない諸刃の剣すぎるし、かなり鬼畜な技術って側面もあるんです(苦笑)
その特殊すぎる、そして針の穴に通すような寸分の狂いも許されない技術なので、それが出来る美容師さん自体もかなり少ない。
僕も昔はビビリ修正をやりまくってきましたが、リスクと仕上がり、経過、その他諸々を天秤にかけた時にあまりやるべきではないという判断で最近はめっきりやらなくなりました。
ダメージのタイプや程度によっては、修正してあげれば綺麗になる髪とあまりならない髪も正確に判断できる眼力は身につけたので、
今でもメリット・デメリット全てお話した上で施術することはあります。
でも、基本的には切っちゃえるんなら切っちゃったほうがいいよって思います(笑)
[aside type=”normal”]ビビリ毛になってしまった時の解決法まとめ
- 手段はカットかビビリ修正の二択
- カット出来るならなるべくカットするのが吉
- 諸刃の剣であるビビリ修正は最終手段と心得よ[/aside]
・ビビリ毛にならないための対策
ビビリ毛にならないための対策は二つある。
それは、上手な美容師さん選びと自分でなるべく痛めないこと。
ビビリ毛にならないための対策その1:上手な美容師さん選び
美容師さんはみんながみんな全ての技術が上手な訳じゃない。カラーが得意な美容師、パーマが得意な美容師、縮毛矯正が得意な美容師とか色々いるんですよね。
お医者さんの小児科、耳鼻科とかそういう感覚で想像してもらうとかなり分かりやすいかな。
美容師は美容師でみんなある程度出来るんだけど、全ジャンルに置いてのスペシャリストである訳じゃないってこと。
まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだけど、今までこんなジャンル分けをしている美容師さんなんていなかったからお客さんの立場からはなかなかそういう考えには至らないかもしれないよね。
縮毛矯正をすごく分かりやすい例なんだけど、縮毛矯正は縮毛矯正という技術自体がかなり特殊で、そもそもあまり上手な美容師さんが少ない技術なんですよね。
その分、その他の技術よりも美容師さんの技術力格差がハンパないんです。
『下手』と『上手い』の差はもちろんのこと、『普通』と『上手い』を比べても天と地の差、、、。
『なんとなく』で他の美容師さんにお願いするなら、どうせなら専門特化した美容師さんにお願いして極上の仕上がりを手に入れたほうが良いのでは?
ビビリ毛にならないための対策その2:なるべく痛める行為をしないこと
過度にダメージが加算していて、髪が髪の形状を保てなくなってしまっているのが「ビビリ毛」。
ならば、過度に痛めないように配慮することが大切です。
ただ、もっとも髪を痛める場所、、、それは美容室であり、美容師なんですよね(汗)
カラー、パーマ、縮毛矯正、、、まずそれらをするなら同じ結果でもなるべく最小限のダメージに抑えてくれる美容師さんにお願いしましょうというのが
前項(ビビリ毛にならないための対策その1:上手な美容師さん選び)な訳です。
その2は、ズバリ自分自身。
日々の間違ったヘアケアの認識やホームケアを改めること。
代表的なものをざざっとあげるとすれば、
- 髪の乾かし方
- セルフカラーしない
- コテやストレートアイロンの使い方や温度
- シャンプー、トリートメントのいろはetc
挙げていけばキリはないけど、大枠はこんな感じじゃないかな???
自宅でのホームカラーについては前述の『ビビリ毛の原因』でもあげてるので、詳しくはそちらを。
とりあえず、美容室での他のメニューと併せてやりたいなら本当にやめとけって感じです。
2ヶ月に1回美容室に行くと仮定して、年に6回。
365日/年 ー 6(年間で美容室に行く日) = 359日(年間で美容室に行かない日)
ということになりますよね。
つまり、自分自身でケアをしなければならない日ということ。
美容室での施術は、1回でも髪の負担が大なので、絶対に抑えなければならないポイントではありますが、
だからと言って自宅で間違ったケアをしているようでは一生美髪は手に入りません。
『上手な美容師さんの所に行ってるから大丈夫!』『お家でしっかりトリートメントしてるから大丈夫!』なんて過信はやめ、
【バランス良く】が色んな面において楽々だったりします^^
[aside type=”normal”]ビビリ毛にならないための対策まとめ
- 上手or専門特化した美容師さんにお願いすると、なお安心◎
- 正しいヘアケア知識を身につけよう
- とりあえずセルフカラーはマジでやめとけ(何度目)[/aside]
[box class=”gray_box” title=”ビビリ毛に関する関連記事はこちら”][kanren postid=”303,1479,247,825″][/box]
【2】根折れ・根元折れの場合
・症状
これも良くある失敗のひとつでもある『根折れ』。
最初に言っておくと、他の失敗に関してはお客さんサイドにも原因があると言える。。。
・・・あっいや、五百歩ほど譲った話ね?(汗)
ただこの『根折れ』に関しての僕的見解は、100%美容師サイドの過失!!!
ビジュアル的には、、、
髪の毛が人差し指のところで『カックーン』ってなっているのがお分かりでしょうか?
これが根元折れという縮毛矯正の失敗により起こってしまう毛髪の損傷です。
程度の関係もありますが、最悪その折れている部分から断毛してしまう危険性さえあります。
・根折れの原因
先ほども言ったようにビビリ毛や癖が伸びなかったという縮毛矯正の失敗とい異なり、根折れに関しては100%美容師サイドの過失です。
失敗の原因は大きく分けて二つ。それは、
- アイロン操作のミス・熟練度不足
- 薬剤塗布のミス
①アイロン操作のミス・熟練度不足
二つに分けると…と言ってもここがしっかり抑えられていれば、それ以前の薬剤塗布にミスがあってもいくらでも挽回可能。
要は、根折れという事例は技術者のアイロン操作が未熟であることが原因で起こってしまうことなのです。
これは、アイロンを入れる際に頭皮から生えている毛髪の角度、毛流れの向きに合わせてアイロン操作ができていないという証なのです。
絵心のない僕が絵で説明すると、
通常根折れしないアイロン操作はこんな感じで、毛髪に無駄なストレスはかけず流れに沿っています。
対して、根折れしてしまうアイロンのいれ方はこう。
毛髪がカクッと折れ曲がった状態でアイロンをプレスして、熱によってカクッとしたまま形状記憶させてしまうんですよね。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/DSC_0078_01.jpg” name=”質問者” type=”l”]え?そんな単純なことなの???[/voice]
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]はい。そんな至極単純なミスなのです、根折れってのは。[/voice]
だから完全な美容師サイドのミスであり、熟練度不足なんですよね。
でもこれって
- 根元ギリギリからしっかり伸ばしてあげたい!!!
- なるべくボリュームを抑えてあげたい!!!
という気持ちが先走りすぎて、美容師さんが頑張りすぎてしまっている証でもあるんですよね。すんごいポジティブに考えればですが。(笑)
言ってもこれが通じるのもせいぜい2、3年目のアシスタントレベルまでであって、スタイリスト相当がやってれば出直して来い一択ですね。
精進しましょう。
②薬剤塗布のミス
通常縮毛矯正の薬剤というのは、頭皮から1センチ前後あける必要があります。
その理由は、
- 根折れの原因になるため。
- 強力な薬剤で頭皮につくと負担になるため。
ですね。
カラーのように(というと語弊がありますが。)頭皮にべったり付くような塗布の仕方をすると、
頭皮から生えている毛髪の角度や毛流れに沿ってアイロンを入れること自体の難易度が非常に高くなるため、根折れのリスクも絶対的に上がってしまいます。
かなり繊細な作業で、作業時間も爆発的に多くなるので、美容師、お客さん共に負担でしかないのも嫌ですね(笑)
細かいことを言えば、根元をあけた薬剤塗布をして、且つ髪に塗布された状態のまま、薬剤を作用させるために放置する時間も必要になりますよね。
この時に考えなければならないのが、液垂れ問題ですね。
髪に塗布した1剤が放置時間の間に頭皮の方に垂れていないか?
垂れるようであれば、塗布の時のタイミングでいくら気をつけてもなんの意味もありません。
塗布する一剤の基剤のタイプは何か?粘度はどうか?気にすることにキリがないですね(笑)
・根折れになってしまった場合の解決策
根折れ直しができる美容師さんに依頼して直してもらいましょう。
根折れは折れが鋭角であればあるほど、その折れている部分からブチっと切れてしまう危険性があります。
*修正までに1ヶ月〜2ヶ月かかります!
だからこそ早急に直したい!直したいのは山々なのですが、根折れの特性上、
根折れしてしまった時から修正施術まで1ヶ月半〜2ヶ月ほど期間を設ける必要があります。
それは、根折れ自体が頭皮ギリギリの部分でなってしまうことが大半なのと、修正施術も工程としては縮毛矯正と同じような流れで進めていくので、
途中アイロンを入れていくことになります。むしろそれが要となるので、根折れした部分にしっかりとアイロンを入れれるように根元部分がある程度伸びている必要があります。
その必要な長さにまで伸びるまでの期間が1ヶ月半から2ヶ月必要なんだ!と認識してください。
*髪を慎重 、丁寧に扱いましょう。
なので、それまでの期間はなるべく髪を丁寧、慎重に扱うこと。
- シャンプーの時
- ドライヤーの時
- ブラッシングの時 etc…
髪はかなりデリケートな状態になっていて、少しの刺激が簡単に切れてしまう状態にあると認識しましょう!
・根折れにならないための対策
ないです。
先ほども言ったように、これは100%美容師サイドのミスが原因なので、ならないために対策を講じれるようなものではないんです。
あえて挙げるとするならば、はじめから上手な美容師さんにやってもらうことですね。
[aside type=”normal”]根折れの知っておくべきポイントまとめ
- 100%美容師さんのミスなのであなたに責任はありません。
- なってしまったら修正施術を経験のある美容師さんに依頼しましょう。
- 直すまでには最低1ヶ月半〜2ヶ月ほどの期間を要します。
- 断毛の危険性があるので、髪は丁寧・慎重に扱いましょう。[/aside]
[box class=”gray_box” title=”根折れに関する関連記事はこちら”][kanren postid=”660,284,294″][/box]
【3】癖が伸びなかった場合
・症状
くせ毛に縮毛矯正をして今頃「さらっ」「ストンっ」のはずだったのに、まだうねうねしてんじゃねぇかよってまさにそれです。
縮毛矯正をしたのに、癖が伸びていないパターン。
・癖が伸びなかった原因
縮毛矯正をしたのに癖が伸びなかった原因は、薬剤もしくはアイロンのパワーが不十分だったことが考えられます。
縮毛矯正の行程の中でも、特に『癖を伸ばすこと』に影響するのが一剤とアイロンです。
縮毛矯正自体が、癖を伸ばすことに特化しているメニューでその中でも特にというのもおかしな話なんですけどね。
全部が必要で、全部が大事!でもその中でもここが大事なの!そんな心境。(笑)
その二つはそれぞれ別々な役割を担っていて、一剤は薬剤的なパワーを。アイロンは物理的なパワーを髪に与えてくせ毛をストレートに形付けます。
僕の持論ですが、縮毛矯正には癖を伸ばす公式がありまして、
薬剤パワー + アイロンのパワー = 癖を伸ばすパワー
これらのバランスを取りながら、その素材に当てはめていくと適切な解へと導くことができるんです。
この計算がうまくいかなった時に、縮毛矯正のトラブルとして表面上に出てきてしまいます。
例えば癖を伸ばすパワーが【100】必要な髪に対して、
薬剤的パワー【40】、アイロンパワーが【60】ならドンピシャでクセが伸び、
薬剤的パワー【60】、アイロンパワーが【60】なら過度なストレスでビビリ毛に。
薬剤的パワー【40】、アイロンパワーが【40】ならパワー不足でクセが伸びないということになってしまいます。
・癖が伸びなかった時の解決策
かけ直しを依頼しましょう。
ただ一度縮毛矯正をかけた髪に、再度縮毛矯正をかけることは難易度が高めなので、熟練した縮毛矯正技術を持った美容師さんにお願いするのが一番確実です。
縮毛矯正とは、単純に髪質や癖の強さだけではなく、『どれくらいダメージしているのか?』という点も、薬剤を選定するために必ず考慮に入れなければならない重要なんです。
クセが伸びなかったという失敗のお直しは、その1回分の縮毛矯正のダメージを計算に入れて薬剤選定ないし、
その他諸々を決める必要があり、加えて他店であればどんな手法、どんな薬剤でかけたのかも伺う話で想像する他手段がないので、難易度はグッと上がります。
・ならないための対策
美容師頑張れよって話ですが、あえて挙げるとするならば、ずーーーっと上の方で書いた『ビビリ毛にならないための対策』と同じですね。
髪の状態が特殊だったり、過度なダメージや、ダメージムラが凄かったり、、、美容師目線で縮毛矯正がやりやすい状態に整っていないと、普通に難しいです(汗)
そういう状況は、薬剤選定の面においても、丁度いいストライクゾーンがめちゃくちゃ狭い状態なので、針の穴に通すようなかなりの精度を要するわけです。
言ってしまえば、普通の美容師さんにそれをやれっていうのがおかしい。ってくせ毛に専門特化してる美容師である僕はちょっとだけ思っちゃいますね。(辛口すぎる?)
[aside type=”normal”]クセが伸びなかった時に知っておくべきポイントまとめ
- なったら掛け直しを依頼しましょう。
- 上手or専門特化した美容師さんにお願いすると、なお安心◎
- 正しいヘアケア知識を身につけよう
- とりあえずセルフカラーはマジでやめとけ(何度目)[/aside]
[box class=”gray_box” title=”縮毛矯正の基本的な知識関連の記事はこちら”][kanren postid=”1305,1142,711,665″][/box]
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、縮毛矯正でよく見られる失敗、ビビリ毛・根折れ・クセが伸びていないについて詳しく解説させていただきました。
ぜひ参考になさって見てください。