2022.01.17

ショートヘアと縮毛矯正は相性がよくないという常識を覆してみた

kazunori

こんにちは！

表参道で縮毛矯正に特化した美容師として活動している横山司典（@yoko_sensei71）です。

みなさんからは「ヨコ先生」というあだ名で呼ばれています♪

どうして「ヨコ先生」というあだ名で呼ばれているのか、僕の特殊な経歴はこちらをご覧ください。

『ショートヘアと縮毛矯正は相性が悪い』

という話を聞いたことがある人は多いと思います。だいたいは、

[box class=”gray_box” title=””]

根本がペタンとなる
まっうぐすぎて丸みが出ない
短いから持ちが悪い

[/box]

こんな感じの理由で縮毛矯正を諦めている人もいるのではないでしょうか。

「縮毛矯正したいけどショートだからなぁ」と半ば諦めているそこのあなた、諦めるのはまだ早い！

その通説、ヨコ先生がぶっ壊しちゃいます♪

ショートヘアと縮毛矯正は相性が悪い？
縮毛矯正でくせを伸ばしつつ、丸みのあるショートに
縮毛矯正して目指すはキレイなコンパクトショート
- 【BEFORE】
- 【AFTER】
ショートヘアの縮毛矯正は簡単だけど難しい
今回使用したヘアケアアイテム

ショートヘアと縮毛矯正は相性が悪い？

これはもはや美容業界の常識みたいな感じになっていて、１番の理由がおそらく、

縮毛矯正をすると『真っ直ぐすぎて丸みがでない』からでしょう。

シャキーンって真っ直ぐになってしまうと、ショートだと傘をかぶったようになってしまってあまりいいヘアスタイルとはいえない仕上がりに、、、

全体的にペタッとつぶれた感じにもなりやすいので、ふんわりとした適度なボリュームすら損なってしまいかねません。

丸みがあってふんわりとした感じがショートヘアでは重要な要素ですが、それが縮毛矯正だとつくれない・つくりづらいということで、「ショートヘア×縮毛矯正＝よくない」という認識が広まっています。

ショートならくせを活かしたスタイルにすることも可能ですが、それにも向き不向きがあります。

例えば今回のお客様のようなコンパクトショートを希望している人や、カット技法や毛量調節だけではどうにもならないタイプのくせを持っている人には、くせを活かすという選択は難しいです。

美容師さんの中にも「くせがあるのでショートは無理です」と断る方も多いです。

縮毛矯正は相性悪い、くせ的に活かしづらいとなれば断らざるを得ません。

無理にショートにカットしたところで、くせが暴れて爆発してしまい扱いづらくなってしまうのがオチです。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。

「ショートにしたいのにくせのせいで断られた…でもくせを伸ばすために縮毛矯正したら真っ直ぐすぎちゃうし、無理やりカットしたらくせが暴れちゃうし…」

でももし、縮毛矯正してもショートのふんわり感や丸みを作ることができたら…

くせのせいでショートを断られた人でも、くせが強いけどショートだから縮毛矯正を遠慮していた人でも、なりたいショートにできるかもしれない…！

その願い、ヨコ先生が叶えます！

[voice icon=”https://www.kusegehack.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_5957-scaled-e1634714946141.jpeg” name=”ヨコ先生” type=”r”]縮毛矯正をしても丸みがあってふんわりとした感じがつくれます。そう、ヨコ先生ならね♪[/voice]

縮毛矯正でくせを伸ばしつつ、丸みのあるショートに

[twentytwenty] 東京縮毛矯正ショート [/twentytwenty]

どうですか？ちゃんと丸いでしょう^ ^

もちろんアイロンもブローもなし、乾かしただけです。

[voice icon=”https://www.kusegehack.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_5957-scaled-e1634714946141.jpeg” name=”ヨコ先生” type=”r”]僕が縮毛矯正したら家にあるアイロンは物置にしまっていいと思います。[/voice]

[box class=”gray_box” title=”【ヘアDATA】”]

くせ毛タイプ・・・・・・波状毛＋捻転毛
くせ毛レベル・・・・・・★★☆☆☆
ダメージレベル・・・・・★☆☆☆☆
髪の硬さ・・・・・・・・★★★☆☆
髪の量・・・・・・・・・★★☆☆☆
使用スタイリング剤・・・voiヘアバーム

[/box]

仕上げはお馴染みのvoiバーム。僕のブログに登場しすぎですね。笑

縮毛矯正して目指すはキレイなコンパクトショート

【BEFORE】

他の方がカットしてからそんなに日が経ってない状態です。

大きく波うつタイプのくせでそこまで強烈ではないですが、生えぐせも相まって全体が右に流れてしまいます。

襟足とか特にそれが顕著に出てますね。

くせを活かした別のスタイルのショートならカットだけでも形づくること可能ですが、美しいコンパクトなショートを目指すとなるとこのままではちょっと扱いづらそう。。

ということで、縮毛矯正します。

前髪に関してはしっかりめのうねりが見られます。特にこのご時世、マスクから出る息で前髪がうねってとても困りますよね。

しっかり伸ばしてあげてノンストレスな前髪にしていきます。

【AFTER】

右に流れていたのがナチュラルに真っ直ぐ落ちるようになりました♪

うん、襟足もキレイ^ ^

くせはしっかり伸びていて、でも程よく丸みも出てます。根本もペタッとせずふんわりと。

今回はカット無しでしたが、縮毛矯正だけでも丸みは出せます。

けっこうくせがあった前髪もキレイに伸びました♪

ショートヘアの縮毛矯正は簡単だけど難しい

ショートヘアの縮毛矯正は難易度が高そうで実はそんなに難しくありません。

頭の骨格を把握して、つくるショートのスタイルの理解して、あとはそれに沿うようなアイロンができれば丸みは出せます。

ただ、単純にくせを伸ばすということ以外に考慮することが多くなるという観点でいえば難しいとも言えます。

ショートの中にも様々なスタイルがありますよね。

ハンサムショート、ショートボブ、くびれ系ショート…

それぞれのスタイルによって丸みがある部分や締まっている部分が違うので、アイロンワークでの丸みのつくり方が違ってきます。

それに加えて人それぞれ頭の骨格が違うので、同じスタイルでも微妙に変わってきます。そういうのを考慮してコントロールするのにはある程度経験も必要です。

…まあそれも全て毛先を真っ直ぐすぎずに収められる技量があってこそですが。

また、ショートはカットの比重も大きいスタイルなので、縮毛矯正でどこまで髪の土台を作り、どこまでカットで持っていくか、というバランスも大事です。縮毛矯正にもカットにもそれぞれ限界がありますから。

結論、ショートの縮毛矯正は誰でもできるわけではないという意味では難しいですが、技術がある人にとってはそこまで難しくない、ということです。

[voice icon=”https://www.kusegehack.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_5957-scaled-e1634714946141.jpeg” name=”ヨコ先生” type=”r”]ヨコ先生はショートの縮毛矯正も得意なのでいつでもウェルカムです♪[/voice]