縮毛矯正をやめて、くせ毛を活かした髪型にするおすすめのベストタイミングとは?
こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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くせ毛だけど「縮毛矯正はかけたくない!」「縮毛矯正をやめたい!」と考える方は少なくありません。
縮毛矯正とはくせ毛をストレートにする技術で、くせ毛の人にとっては謂わば救世主のような存在ですよね。
でも、メリットが大きい分、デメリットも相対的に大きくなってしまいます。そのデメリットに悩む縮毛矯正ユーザーもたくさんいるのです。
縮毛矯正をやめて、くせ毛を活かした髪型にするおすすめのベストタイミングとは?
僕は東京表参道でくせ毛専門の美容師として活動しています。
サロンワークでの仕事は…
- くせ毛を活かすカット
- 縮毛矯正
の2本柱がメインとなっています。
まぁ散々ブログ記事にしているので、見てくれている方は何を今更という感じかと思いますが(笑)
なので、そのブログを見て新規で来店してくれる方のオーダーは必然的に「くせ毛を活かすカット」もしくは「縮毛矯正」になってきますよね。
その一つ「くせ毛を活かすカット」にフォーカスしていくと…
- 自分のくせ毛を活かしたい!
- くせ毛だけどショートヘアにしてみたい!
- 縮毛矯正をやめたい!
っていう想いを抱いてくれている方がとても多いことに気づきます。あとは、「自分ではどうしていいか分からないからとりあえず来た!」って方も多いです(笑)
正解です。自分一人で解決できることなんて一握りのことですからね。専門家の話をとりあえず聞いてみるというのは大切だと思います。
で、今回は「縮毛矯正をやめたい!」という脱・縮毛矯正をするタイミングのお話となります。
その前に、「縮毛矯正やめたいなぁ。。。」と漠然とでも考えている方はまずこちらの関連記事をお読みください。
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縮毛矯正をやめる最適なタイミングなんてあるの?
あります。
そして、そのタイミングを決めうる要素が二つ存在しています。その二つの要素とは…
- 縮毛矯正を最後にかけてから1年半以上経過してから
- くせ毛の扱いが困難な時期を避ける
です。
この二つの要素をきっちり抑えることができれば、脱・縮毛矯正のデメリット・リスクを最小限に抑えることができるのです。
①縮毛矯正を最後にかけてから1年以上経過してから
僕自身が現場で脱縮毛矯正の施術をする際に重要視しているタイミングの一つは、最後に縮毛矯正をかけてからのくせ毛を活かすカットをするまでの期間です。
くせ毛の女性が縮毛矯正をかけている状態からくせ毛を活かす髪型にするまでに必要な最低期間は1年半を目安にしています。
詳しくはコチラにも記述していますが、
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縮毛矯正をやめてくせ毛を活かすカットにするためには、縮毛矯正がかけられていない地のくせ毛部分の長さをある程度伸ばしていく必要があります。
なぜなら、その新たに伸びたくせ毛部分だけでヘアスタイルをつくる必要があるからです。
うねりのあるくせ毛と縮毛矯正のかけられたストレートヘアは、カットだけではどうにもならない全く異なる形状をしています。
その全く異なる形状をした二つの髪質が同じ頭部に混在していることは不自然極まりなく、これをカットだけで収まりをよくしてくれ、というのは無理な話なのです。
女性らしい丸みのある髪型(ショートヘア)をつくるには、最低限1年〜1年半の月日を要します。髪の毛は1ヶ月に1センチほどしか伸びないのでここばかりは仕方がないことなんですよね。
当然、人それぞれ伸びるスピードも違えば、似合う髪型や目的の髪型もみんなバラバラなので、あくまで平均的な話にはなってきてしまいますが。
もっと早い段階で切ることはもちろんできますが、縮毛矯正の部分を全て切り落としてくせ毛だけでヘアスタイルをつくるとなれば、
期間が短ければ短いほど、メンズライクな髪型にはなってきてしまいます。
それにしたいのであれば構いませんが、くせ毛の扱いに慣れていない方がいきなりショートヘアにすることは非常にリスキーなのであまりおすすめはしていないですね。
②くせ毛の扱いが困難な時期を避ける
くせ毛の扱いが困難な時期と言われて何を思い浮かべるでしょうか。そう、梅雨・夏の時期ですね。
この時期は湿度が高く、雨が多く、されに気温も高いので自分の汗の影響も強く受けてくせ毛が暴れてしまいやすい時期で、く
せ毛にとってはまさに拷問かと錯覚してしまうほどの苦しい季節となってしまいます。
このくせ毛の扱いが困難な時期とは、以前記事にした「縮毛矯正をかけるオススメな頻度とベストなタイミングとは?」で説明している時期とぴったり合致しますね。
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それもそのはず、四季がこれほどハッキリしている日本の気候で、1年に一度縮毛矯正をかけると仮定した時にどこでかけるのが一番効率的かと言われれば、
1年の中で最も湿度と降水量の多い6〜9月に標準を絞ることは当然のことですよね。
よって、一年の中で最も縮毛矯正をかけるべきタイミングは6月前後の梅雨の直前が好ましいという結論に至ります。
ということは必然的にくせ毛カットの場合はその逆ですよね。湿度や汗の影響を受けやすいくせ毛は極力それらを避けた方が扱いが容易なのです。
なので、縮毛矯正からくせ毛を活かすカットへの移行の場合は、この6〜9月あたりは避けるのが無難な時期だと言えますよね。
縮毛矯正をやめてくせ毛を活かす髪型にカットする場合は、ほとんどの場合はロングヘアからばっさりとカットして、ショート〜ショートボブ程度の長さになる方が大半を占めます。
それはくせ毛部分だけでヘアスタイルを作る必要があるため、1年半ほど伸ばす必要があり、その間の期間はあまりこれといって移行に向けて何かができる訳ではないのと、
くせ毛を活かす髪型はショート〜ショートボブと相性が良いので必然的にそうなってしまうことが多いのです。
ご想像の通り、縮毛矯正ロングからくせ毛ショートという、この変化はかなり大きいです。
- 縮毛矯正ストレートから地のくせ毛へ
- ロングヘアからショートヘアへ
と髪質と長さ(髪型)がガラッと180度変化する訳ですから、慣れがまったくないと言っても過言ではありません。
長年ロングヘアだった人がショートヘアにするだけでもかなりのイメチェンだし、乾かし方やお手入れ方法、スタイリング方法はまるで違います。
それに加えて、今まで縮毛矯正によってストレートヘアだったのがくせ毛のうねうねくるくるな状態になってしまうのですから、
これを初めから完璧にスタイリングするなんてのは到底無理な話ですよね。
僕が脱・縮毛矯正施術をさせていただく際は、これまでと変わってくるところを徹底的にレクチャーするように心掛けているし、
その後もLINEなどで経過やスタイリングのおさらいや指導などもして、場合によってはお店に立ち寄ってスタイリングレクチャーなどをしていたりもします。
ここまでの変化は他のパターンでも類を見ない変わりようだと思いませんか?
あえて、この縮毛矯正からくせ毛を活かす髪型への移行のタイミングを、くせ毛が一番暴れてしまいやすい時期にぶつけてしまうのは、あまりにも自殺行為に近い行いのように思えます。
安全パイを取るならばこの時期を避けたくせ毛の扱いが比較的しやすいであろう秋・冬の時期にタイミングを合わせることで、
徐々にくせ毛・髪型の変化に対応していくことが出来るはずです。
まとめ
なんでもそうですが「無理なく」に越したことはないんじゃないかな、と思います。今回のような縮毛矯正をやめてくせ毛を活かす髪型への移行で考えていけば、
【①縮毛矯正をかけてから1年半以上経過】する以前にくせ毛を活かすようにカットしてしまえば、それは単に切っただけ。
本人への似合わせやその人それぞれのくせ毛の性質や特性をまるで無視したカットでしかありません。
【②くせ毛の扱いが困難な時期】を避けなければ、「ああ、やっぱり私の髪ではくせ毛を活かした髪型にはできないんだ。。。」と早合点してしまい、結局縮毛矯正に戻ってしまうことも考えられますよね。
長年縮毛矯正をやっていた方にとっては自分のくせ毛を活かした髪型って「未知」なんですよね。こればかりは、やはりやってみないとわからない事案。
縮毛矯正に戻ってしまうことはなんの問題もないのですが、それの原因がタイミングなのはやはり不本意だと感じてしまいます。
縮毛矯正をやめたい!くせ毛を活かした髪型にしたい!そんな方はぜひ参考になさってみてください。
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