家庭用白髪染めと縮毛矯正は相性が最悪な理由
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表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
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家庭用白髪染めと縮毛矯正は相性が最悪な理由
そもそも縮毛矯正とカラーリングの相性自体があまり良くないんですが、中でもこのセルフの白髪染めとの関係性は、本当に最悪ですね。
根元に縮毛矯正をお願いしたら、こめかみの部分が見事にビビリになってしまいました。表面の髪は大丈夫だったので上から被せていますのでパッと見は分かりません。真ん中分けのボブであごくらいまでのスタイルです。明日施術した美容院に行って相談してきます。多分修正は無理なのでカットで何とかなればいいのですが…。白髪が多いので半月に一度自宅で白髪の部分のみクリームタイプのカラーリングをしています。この部分のみのビビリですが直るのでしょうか?
よく質問頂くパターンですね。
セルフカラー → 縮毛矯正失敗 → どうすればいいの、と。
同じ人ではないのでしょうがないと言えば、しょうがないのですが、これから説明していくセルフカラーと縮毛矯正の相性の悪さの認知が早く世間にも広まってくれれば、と切に願います。
今回のビビリの原因とは
原因は二つです。
- 美容師さんの毛髪診断ミス
- セルフカラー
まずは原因を知ることが、第一歩ですね。
これを解決していけば、今よりも改善できるかもしれないし、少なくとも同じ轍を踏むことはなくなるでしょう。
美容師さんの毛髪診断ミス
縮毛矯正やパーマなどのケミカル施術の場合は、髪の耐久性やダメージの程度によっても、薬剤他プロセスを決めていく上で、とても重要なポイントになります。それを見誤ったということ。
例えば、縮毛矯正でくせ毛をストレートに伸ばしていく場合は、ストレートに伸ばすための適正パワーが【50】だとすれば、【20】など低過ぎれば癖が伸びず、【70】など高過ぎれば今回のようにビビリ毛になってしまいます。
セルフカラー
縮毛矯正とセルフカラーの相性は本当に悪いです。美容師さんの毛髪診断の難易度を、何倍も何十倍も引き上げられて、正確な判断はかなり困難になってしまいます。
こういう状況を知っている技術者からすると、このようにセルフカラーを繰り返した髪の毛に縮毛矯正をかけてビビリ毛になってしまっても、「なるようにしてなった」と美容師側が100%悪いとは言い切れません。
失敗を擁護するつもりは毛頭ありませんが、美容師はなんでもできる魔法使いでないことをご理解いただきたいです。
このような場合の回避策
[aside type=”normal”]素人さん側は、セルフカラーをやめること。
美容師さん側は「失敗するリスク」を伝えること、です。[/aside]
なった場合の解決策
はい。かなり遠回りしましたが、このようなこめかみ部分のビビリが直せるのかということですが、残念ながら高確率でできないです。
ビビリ修正という特殊技術も存在しているのですが、これも誤魔化しに過ぎず、直るわけではないのと、ダメージの経緯、部位共に相性の悪さを感じます。
ただ、実際に見てみないと判断することはできないので、同じような悩みのお持ちの方は、一度美容師さんに相談するのが良いでしょう。
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